木版画カレンダー(10)/コロコロカレンダー(7)

午前クラスの木版画は、試し刷りに入る子が出てきて忙しくなってきました。
実は小学校で行うローラーで油性インクを塗る木版画は「西洋式」です。今回は、葛飾北斎や東洲斎写楽など江戸時代の浮世絵と同じ「伝統木版画」という手法で、墨(+水彩絵の具)と糊を版の上で刷毛で混ぜ合わせて塗り、刷ります。墨の量の加減や紙の置き方等、慣れが必要なところもありますが、初めてにしては良く刷れていました。
今日刷った試し刷りを見ながら、版に修正の彫りをして、次回本番を刷ります。

午後クラスのサイコロカレンダーも、今回のルール「二つの要素を組み合わせる」にそって、みんなユニークな絵が生まれてます。色も綺麗ですね。
背景や広い面から塗る事や、黒を使わずグレーを作る方法、手前の主役を目立たせる背景の色との組み合わせ、立体感の出し方等々、カレンダーは枚数が多い分、色々な状況の絵を描く事になるので、学べる事も多いです。以前やったグラデーションの復習をしたり、ウェット・イン・ウェットといった水彩の技も使ってみたり…。成長が楽しみです!