木版画カレンダー(11)/コロコロカレンダー(8)

寒くなってきましたね。いよいよ今年も大詰め。カレンダー制作も佳境に入ってきました。
午前クラスは続々と刷りの作業に入り、写真を撮る間もない忙しさ(笑)。
ということで写真は、刷りがひと段落ついて、版に修正彫りをしている様子です。試し刷りの結果を見ながら、彫り足りなかった所や描き加えたい箇所を更に彫ります。
一気に本番も刷って終わらせたい!という気持ちをぐっとおさえて、このステップを挟むことでさらに作品のクオリティを上げていきます。

午後クラスは今週は12か月分のうち10か月分の絵を描ききることを目標に、でも雑にならないように、一枚一枚丁寧に進めていっています。
机上に写真や図鑑を広げている様子が写っていますが、今回のようなイラスト風の表現でも何かしら資料を見て描くようにしています。たとえばクリスマスのトナカイ、何も見ずに描くのは大人でも難しいですよね。ましてやまだ視覚経験の少ない子供たちは、今はたくさん見て吸収するのが大事ですので、わからないものは見る癖をつけています。今回は特に描きたい絵に合わせて自分で資料を用意してもらっています。資料集めの習慣は大人になっても活きてくると思います。