木版画カレンダー(5)/コロコロカレンダー(2)

午前クラスの木版画はトレースが終わり次第、彫り作業に入っていってます。
学校ではおそらく丸刀や三角刀でいきなり彫ったかもしれませんが、一段ステップアップして、切り出し(下の写真)で、輪郭にそって切れ込みを入れていきます。
切り出しを使うと繊細で正確な表現が可能になり、表現の幅が広がります。
黒く刷る部分が「台形」になるように意識して(内側にえぐれてしまったり、欠けてしまったりしないよう)、切り出しを斜め外側に向けて入れていきます。(言葉だと表現が難しいですね…)
少し頭を使いますので最初は戸惑いますが、やっていくうちにだんだん慣れてきている様子です。浮世絵(江戸木版)の彫り師につながる伝統的な手法です。がんばりましょう〜。

午後クラスは、本番の画用紙を切ったり下書きのアイデアの相談をしたりで色々忙しく写真が撮れませんでした?。また来週ご報告します。