コラージュ完成!/グラデーションの絵3

午前クラスのコラージュが完成しました!個性満載な面白い作品ぞろい。細かいですので是非拡大して見て下さい。見飽きません。
コラージュで学べることの1つに「画面の意識」というものがあります。普段静物や人などを描いていると、「主役」を描くことに一所懸命になって、それ以外の「余白」の部分がいい加減になることが多々あります。余白や背景も四角い画面の要素として、主役と同等に扱ってあげるのは絵においてとても大事な感覚です。その点、今回のコラージュはどう素材を配置するか、常にバランスや流れを見ないといけませんので、みんな常に画面全体に神経を張っていました。この感覚は次に活かされるはずです。もうひとつ!これはコラージュ本来の目的ですが、ごくありふれたものも予想外の組み合わせで全く新しいイメージが生まれることがあります。自分1人でゼロから考えるだけでなく、組み合わせの妙による新しい発想は、自由制作にも生かせますし、アートの真髄の1つと言えます。面白さを味わえたかな?

午後クラスはグラデーションによる名前の街の下絵を描いてアイデアを練っています。結構頭を使いますが、みんな順調ですよ〜。頑張りましょう!

コラージュ2/グラデーションの絵2

午前クラスはコラージュ二日目。切り抜いた素材もたまってきましたので、貼る前にひとまず、今回使用するB3のケント紙ボードに並べてみます。色や形のバランスを見たり、面白い組み合わせを探したりしながら、図像をどう配置するか考えます。
偶然性を楽しみつつも、いろいろな方向に頭を働かせて楽しくも疲れる作業かと思います。答えはありません。どんな絵が自分にとって格好いいか、好きか、面白いか…試行錯誤する非言語的な右脳の思考です。皆さんも雑誌や新聞の切り抜きを気楽にノートに貼って絵作りしてみては?頭の体操になりますよ!

午後クラスのグラデーションは練習の明度のグラデーション、色相のグラデーション作りが終わりました。4列グラデーションを作るだけで、水彩絵の具の水加減や、色の作り方、筆の扱い方等みるみる上手になりました。自分で上手くいっていないところをこだわって直したり、グラデーションは自分で一目で気づけるのが良い所ですね。来週から本番の名前の街の制作に入りましょう!
コラージュ制作風景2

草間彌生

草間彌生

上原木呂

上原木呂

グラデーション制作風景

コラージュ1/グラデーションの絵1

新しい課題に入りました!
午前クラスは「コラージュ」です。絵は描くばかりでなく、貼ることでも作れます。「貼る」とは言っても、コラージュとちぎり絵は少し違って、ちぎり絵は1つの風景などを絵の具の代わりに色紙を貼って描くのに比べ、コラージュは印刷物など様々な素材から切り抜いた写真や文字を貼ることで、その偶然の出会いから発想をふくらませて絵を作っていきます。
先々週から、みんなには課題を予告しておいて、素材集めをしてもらいました。雑誌、新聞、広告、包装紙、図鑑や大事な本はコピーをするなどして、自分が気になるものを集める。実はそこからすでに制作です。みんな素材に趣味が出ていて面白いです。楽しみ!

午後クラスは、水彩絵の具を使った「グラデーション」の絵の課題に入りました。最終的には「名前の街」という作品を作りますが、それはまた今度説明します?。今週は準備練習として、色の明度(明るい〜暗い)と色相(色味、例えば赤〜黄)のグラデーションをやってみました。水彩絵の具は小学校教材として使われていますが、意外にも失敗したらやり直しも効かない難しい道具です。今回の課題を通して、混色や水加減、筆さばきなどを身につけて、色への理解も深めていきましょう!

ハンナ・ヘッヒ

ロバート・ラウシェンバーグ