自刻像完成!/木彫レリーフ3

午前クラスの自刻像が完成しましたー!秀作ぞろいですね👏。
彫刻は量(ボリューム)、形(フォルム)、動き(ムーブマン)の3つが最も重要とされます。そういった面や構造などの理論面は色々レッスン中に話しましたが、何より大事なことは「観察」「見ること」です(これは絵でも同じですね)。よく見て/感じ取って/表現する。どうしても美術というと手技と思われがちですが、実は鍛えるべき大事なところは手よりも目なのです。みんなよく見ている事が感じ取れ、その人その人の佇まいが表れています。先ほどの量・形・動きの先にある表現の領域が「佇まい」や「雰囲気」ですので、そこまで達した皆さんすごいです!👍

午後クラスの木彫レリーフは3回目。三角刀で線をなぞったあと、切り出し刀で外側に向かって切れ込みを深く入れ、丸刀で外側を彫り下げる、というところまで頑張りました。順調に進んでいます。まだ彫りの作業は続きますが、割と力がいるらしく、みんな疲れた〜と言ってます。美術、特に彫刻はスポーツ同様、体力が必要なんです。運動しましょう〜☺️

自刻像3/デッサン(リンゴと段ボール)完成!

午前クラスの自刻像は粗付け2週目。丁寧なことは良いことですが、慣れないとどうしても仕事が細かくなりがちです。この段階はドン!と粘土をつけたり、ザクっと削り落としたり、バンバン叩いて面を作ったりと、大きな仕事が大事です(作業のことを美術では仕事と言います)。目鼻口に気が取られるのをぐっと抑え、顔の表面の奥にある大きな構造や、人間らしい「佇まい」をつかまえることを心がけます。これは粗付けのコツとも言えますが、彫刻の一番難しい奥義(笑)みたいなものなので、ゆっくり学んでいきましょう〜。

午後クラスは、リンゴと段ボールの鉛筆デッサンが完成しました〜!みんなリンゴの形や明暗、段ボールとの描き分けも出来ていて良いです。実はリンゴはまん丸ではなく、よく見るといくつか角があって、上から見ると5角形のような隠れた形があります。午前の自刻像とも重なりますね。それをよく観察することが描けるかどうかより大切です。みんなモチーフを良く感じているのが見えて素晴らしいですね〜。
自刻像


手と紙コップのデッサン完成!/シルクスクリーンのカレンダー完成!

午前クラス「手と紙コップ」の鉛筆デッサンは先週書いた通り、レッスン中のアドバイス無しで全部自力で描いて、最終日に講評を行うという形を初めて試みました。実はこの方法は美術大学では一般的なスタイルです。自分の作品への指摘ももちろん役立ちますが、意外に他人の作品に対しての講師の言葉のほうが客観的に「なるほど〜」と学びが多かったりします。
デッサンで大事なことは人によって意見は割れるでしょうが、個人的には「構図、形、明暗」が大事に思います(他にも空間、質感等ありますが)。ここにのせた人は構図や形も良く、何よりコップの白さに反応できたのが良いと思います。よく観察して描いてますので拡大して見て下さい。

午後クラスのシルクスクリーンのカレンダーも無事終了しました!前回は単色で好きな色で、今回はグラデーションで、と二回刷りを経験したおかげか印刷がだいぶ身について上手になりました。カレンダーというと月にとらわれて定型なイメージに縛られがちですが、今回は自由に思い入れのあるものを描いてもらったので、バラエティに富んだカレンダーになりましたね。

さて今年のレッスンは終了です。みなさん1年よく頑張って力作をたくさん作りました!お疲れ様〜。メリークリスマス🎅&良いお年を🎍!

構成アクリル画(風船石膏)完成!/シルクスクリーンのカレンダー4

午前クラス完成です!!
「風船石膏を使う事」だけは決まりでしたが、石膏をきっかけに、いかに自由に自分の表現をするかがテーマでした。自由と聞くと、空想を膨らませた方が良いように思いがちですが、実は日常的な光景に、面白みや美しさを発見できる感性が大事です。アンテナを張って生活しましょう。あともう一つ、自分なりの「良い絵」感を養うために良い作品をたくさん見ること。それに尽きます。
バラエティ豊かな絵が生まれて、かつみんなしっかり描いていて凄いです。自画像も良い。拍手👏

午後クラスのシルクスクリーンは、製版の作業。茶色い描画材で絵を描いた後、黄色い「乳剤」を「スキージ」で塗ると網状のスクリーンに被膜ができます。乾燥後、溶剤で描画材を洗い落とすと、描いた部分のみが網になってインクを通過する仕組みです。全員ちゃんと終えました~よかった。

シルクスクリーン版作り

構成アクリル画(風船石膏)5/手の塑像・完成!

午前クラスの構成課題は、下地を工夫してみたり、絵の具の垂らしや偶然の混ざり合いで偶然を取り入れたり、縦横変えて構図も考え直したり、みんな色々模索しています。
今の自分の絵とじっくり向き合って、何か足りないな…と要素を加えたり、暗いな…と明るく色調を変えたり、思い切って塗りつぶしたり、この時間を「絵と対話する」と言います。ただ一方的に描くだけでないキャッチボール。すごく大事です。豊かないい時間を過ごしていますね。

午後クラスは、手の塑像が完成しました!!小学生には手はちょっと難しい課題だったかもしれませんが、みんな、関節や肉のつき方、細部のしわや爪までよく観察して頑張りました〜。ぜひ拡大してご覧下さい。
来週から新しい課題がんばりましょう!

静物デッサン「毛糸とガラス瓶」完成!/アクリル画「かぼちゃのある静物」完成!

午前の静物デッサン、午後の静物アクリル画、完成しました〜!
午前クラスは透明物がたくさんの難易度が高いモチーフを、よく頑張って描きました〜👏。「見えないガラスを描くなんてどうしたら良いの!?」と普通は思いそうですが、目に見えるまま、歪んだ向こうの風景や窓の光の写り込みを描けば良いのです。意外とこういうモチーフは現象を追いかけないといけないので、モチーフが描かせてくれる部分もあるんですよね。みんなクオリティ高いです!

午後のアクリルは、全員静物をアクリルで描くこと自体初めてですので、絵の具使いや筆使いに慣れることが何よりの目標でした。かぼちゃの重さ、物の位置感、空間、質感をがんばって表現しているとても良い作品が生まれました。(途中暑さでかぼちゃが腐ってしまって交換!というアクシデントもありましたが笑い話ということで🤗)
次から全クラス新しい課題ですので、がんばりましょう〜。

アクリル構成自画像・完成!/アクリル画「かぼちゃのある静物」3

午前クラスの構成自画像が完成しました!
皆本当にそれぞれの違う個性が出ていて面白いですね〜。違うということはそれだけで素晴らしいことです👏。題材や色調、空間の捉え、構成、筆のタッチ等が絡み合ってできてくる「個性」は、初めから目に見えて有るものではありません。自分なりの「好き」をつきつめて描き切っていくことで、滲み出てくる/自覚するもののような気がします。また次回にも生かしていきましょう!

午後クラスの静物画は、キャンバス上に鉛筆でアタリをとり→単色で下書き・軽く陰影→ペインティングナイフで大まかに明暗をわける、という流れで進めています。
初めてのことばかりで、おっかなびっくりな感じですが、おそれず楽しんでいきましょう〜。

制作風景(2023年7月30日午後クラス、かぼちゃのある静物アクリル画)

鉛筆デッサン(電球2時間)完成!/名画の模写・完成!

完成作品をゆっくりご鑑賞ください〜。
午前クラスは連休明けに電球の模刻を行いますので、その前準備の形の理解も兼ねて、2時間のレッスン1回のみ!でデッサンを描いてもらいました。いつもはたっぷり時間をかけて描きますが、こういう短期集中もたまには良いです。
たった2時間とは思えないクオリティですね。底力がついていることに感動です。

午後クラスの名画の模写も今週完成!おつかれさま〜。
アクリル絵の具自体初めての生徒さんも含めて、みんな良く頑張って描きました!
巨匠を真似る中から、混色や色を重ねる感覚、形の出し方など自然に多くを学べたかと思います。次に静物などを描くときにもう一度思い出して活かしましょう。
ちなみに自分が模写した絵が誰の絵か覚えておくと良いです。いつか実物を見るかもしれませんよ〜。

ちなみにゴールデンウィーク中のお出かけに、当教室のご家族も、そうでない方も、東京都美術館のマティス展がオススメです!https://matisse2023.exhibit.jp

デッサン「鉛筆を持つ手」完成!/名画の模写1

「手と鉛筆のデッサン」完成です!!👏👏良いデッサンですね。
骨格・筋肉などの手の構造、柔らかな面の移り変わり、鉛筆と肌の質感の違い、等々沢山タッチを重ねてよく追いかけています。かつ粘り強く描いたぶん、調子(鉛筆の色)も綺麗です。ぜひ拡大してご覧下さい。
今回は10時間かけて描きましたが、一度ここまで描いた経験があると、次に何かを描くときは2〜3時間である程度描けるものです。感覚を忘れないでね。

午後クラスは今週より、「名画の模写」に入りました。世界の名画を見てそのまま写す課題です。油絵の作品がほとんどですが、教室では水で溶かせて油絵のような表現ができるアクリル絵の具を使います。
今週は、机に積まれた画集を全部見て、「この絵を描きたい!」という一枚を決めてもらいました。もちろん絵を選ぶのが一番の目的ですが、それをきっかけに、美術館でも見きれない数の名画をじっくり鑑賞するのが大きな目的です。見ること、知ることは描くことと同じくらい大事です。ゴッホ、マチス、ルノワール、ボナール、ルソー…色々巨匠の名前を覚えましたね👍。

自由制作〜画集の要素をとりいれて/コロコロカレンダー・完成!

午前、午後クラスともに、作品が完成しました〜〜。ぜひご覧ください。
午前クラスの「自由制作〜画集の要素をとりいれて」は、うまくみんなの創造力を引き出せたように思います。発想がユニークだったり、シンプルに色調が美しかったり、それぞれ個性的で魅力のある絵がそろいましたね!
意外と「自由に好きなものを描いていいよ〜」と言われると、何を描いたらいいか悩んでしまうものですが、今回の画集のようにちょっとした”きっかけ”があると、そこをヒントにこれまでになかった自分の表現が溢れてきます。そういう意味でも絵は描くこと(アウトプット)だけでなく、見ること・鑑賞すること(インプット)が大事なんです。お休み中もぜひ美術館へ!

午後クラスのコロコロカレンダーは今週キューブに貼り合わせ完成しました!
12ヶ月分自分のテーマで絵柄を考えて、1枚1枚丁寧に描き込むのは大変だったかと思いますが、その甲斐あってみんな個性的なカレンダーができましたね。来年1年、毎月コロコロと面を変えるのが楽しみですね。

さて、今年のレッスンも終わりました。皆さん何か思い出に残る作品はできたかな?それでは楽しいクリスマスと良いお年を〜。