保護者様からよく頂くご質問をまとめました。
Q.低学年のうちから習いたいのですが。
A.音楽やスポーツと違って、絵は早く習い始めた方が良いということはありません。
子供の発育過程で、空間の把握が大人同様に奥行きを持ち始めるのは、個人差はありますが中学年〜高学年位です。それ以前に「立体的に描く」デッサンを習っても、ご本人の感覚とは異なり、絵が嫌になってしまう可能性もあります。
一方で、鑑賞は早くから慣れるに越したことはありません。実は絵は「描く(手の訓練)」より「見る(目と頭の訓練)」方が重要です。感度の高い幼い頃から名画に親しめばセンスが磨かれ、将来絵を学ぶ上での素地を養えます。
低学年のうちはご自宅で自由に描き、是非ご家族で美術館へ!
Q.画材の用意は必要ですか?
A.レッスンでは、鉛筆・画用紙・キャンバス・絵の具・筆など、全て専門家用の画材を使用しますので、教室でご用意しています。
水彩絵の具を使用する際のみ、小・中学校と同様の12色セットのご持参をお願いしています。
Q.どのようなレッスンですか?
A.課題のポイントを説明した後、各自でまずエスキース帳で作品イメージを練ってから、制作に入ります。
参考になる作品や名画をふんだんに見せつつ、一人一人に合わせたアドバイスを行います。
丁寧な説明と実践を通して、美術の基本的な考え方や知識の理解を育み、その上でそれぞれの個性を伸ばします。
Q.絵画教室でなぜ立体課題もやるのですか?
A.絵は、静物でも風景でも多くが3次元(立体、奥行きのあるもの)を2次元(平面、キャンバスや紙)に置き換えることです。
立体的/空間的な理解を深めることが大切となりますので、当教室では粘土による模刻課題(モチーフを見ながらそっくりに作る)を行なっています。
Q.年間カリキュラムはありますか?
A.お子様たちの成長を見つつ、柔軟に課題を考え組みますので、年間で固定されたカリキュラムはありません。
課題を通して、美術の専門的な知識や技術を自然に吸収していけるようにしています。
具体的な課題例は、生徒作品をご覧下さい。
Q.送迎は必要でしょうか?
A.お手数ですが送迎必須とさせて頂いております。
お子様の安全面への配慮が一番の理由ですが、レッスン終了時に保護者様にも当日の作品の進捗をご覧頂きながら、内容のミニレクチャーを毎回数分させて頂いています。
当教室では親子でアートへの理解を深めて頂き、作品について対話して頂く事を大切にしております。
レッスン中の同席は必要ございません。
Q.兄弟や友達と同じクラスに入れますか?
A.クラスに空きがあれば可能です。
小さなお教室ですので、体験レッスンはお一人様ずつとさせて頂いております。ご兄弟の場合は年上のお子様からお申し込み下さい。
Q.高校美術科の受験に対応していますか?
A.当講師は長年、有名美術予備校での指導経験がありますので、進学の情報提供やご相談には詳しくお答えしております。
お教室のレッスンとしては、お子様が文化的に豊かになる事を目的としており、受験対策は行っていませんのでご了承下さい。