レッスン中の写真を撮りそびれましたので、完成間近の途中経過をお見せします。
みんな頑張っていますね!
さて名画の模写は、実は美術の教育では割とアカデミックなものと捉えられがちです。あえて行っているのは「小・中学生の頭の柔らかいうちに、古典から印象派、ピカソくらいまで模写を通して、さくっと飲み込んでしまったほうが、その後のアートを理解するのに良いのでは?」という思いからです。胎児が魚から両生類、哺乳類と進化の歴史を追うように成長するのと同じく、模写を通して美術史をなぞることで、のちには難解と思われがちな現代の美術への理解にも自然とつながると思います。ともかく、みんな名画にしっかり食いついて、多くを吸収しているように見えます。
グラデーションの絵もだいぶ密度が上がってきました。何より、筆さばきや、絵具の薄め具合、混ぜ方、色の調整、色相環といった多くのことを身につけてくれているのが嬉しいです。今後生かされること間違いなし?