アクリル自画像・4/石膏の抽象彫刻

午前クラスは継続して自画像です。大人でも自分の顔を描くとなると、本物よりきれいに描こうと思っちゃいますよね(笑)。そこはぐっとこらえて、「風景を描くように」「モノをみるつもりで」「凸凹や光と影を見て」と”客観的”に見るということを伝えるよう努力しています。絵を描く事で身につく力として、客観的に見る力、何事にも適切な距離を置いて全体を見る力、があると思います。自画像はまさにその訓練にもってこいです。がんばれ〜。

午後クラスは新しい課題で、石膏(せっこう)を使った抽象彫刻です。石膏は水に入れると20分くらいで固まる白い粉です。
今回は液体状の石膏を膨らませた風船の中に注ぎこみ、固まる前に手で握ったり、何かに押しつけたり、輪ゴムで縛ったり…あれこれ工夫して、自分なりのいい形を探して作ってもらいました。絵を描いている時の集中してシ〜ンとした空気とは打って変わって、今日は皆キャーキャーはしゃぎながらも面白い形が出来ました。来週はこの上に色を塗りますよ!(参考作品はジャン・アルプ〜やわらかい形の彫刻で知られる巨匠)