自刻像2/デッサン(リンゴと段ボール)2

午前の自刻像は、前回作った芯の上に粗付けをします。
塑像(模刻)は3Dデッサンとも言えて、色々な角度から見て3次元的に形をつかんでいきます。「顔」と言うと目鼻口など細部にとらわれがちですが、この段階は表面に惑わされず、顔の下にある「骨格」や「面の向き」「構造」を見切ることに集中します。大づかみに粘土をつけたりとったりしながら、少しずつ人間らしい構造にしていく、絵で言えば下地作りの段階ですね。大事ですので頑張りましょう。彫刻と言ったら上野の国立西洋美術館には、ロダンの作品がたくさんあります。今はキュビスム展もやってますので是非!

午後の鉛筆デッサンは、今週から調子(明暗のトーン、色ともいいます)を入れ始めます。午前と同じく、この段階はざっくりとおおまかに4Bや2Bの鉛筆を寝かせて明/中/暗に分けていきます。モチーフの明暗を見るときは、目を細めて見るのがポイントです。意外とリンゴは暗いんです。来週はどんどん細部も描き込みますよ〜!

オーギュスト・ロダン「考える人(拡大作)」国立西洋美術館

オーギュスト・ロダン「考える人(拡大作)」国立西洋美術館