静物デッサン「毛糸とガラス瓶」3/アクリル画「かぼちゃのある静物」5

午前は集中して描いてます。今回のモチーフのポイントの一つは「質感の描き分け」。ガラス瓶の硬い「キーン」と張り詰めた緊張感、中の毛糸の「ふわふわ」とした柔らかさ、ホースの「キュ〜!」と伸びた滑らかな曲線。あえて擬態語で表現しましたが、これが大事なのです。ふわふわ、ふわふわと感じて、心で念じながら描くと自然と手の動きも優しく柔らかくなり、毛糸の質感が出て来ます。またホースもシャカシャカ細かいタッチを重ねるより、「キュ〜!」と心で言いながら勢いと抑揚のある線でカーブを描くと、ホースらしい滑らかな美しさが出ます。絵と音?と思われるかもしれませんが、「音」大事ですよ〜。
午後のアクリルは迷わずどんどん描くのみ!大事なことはバランスよく描いていくことですね。いつもご飯の三角食べにたとえて説明しますが、一つ(例えばかぼちゃ)を完成させてから次へ移るのでなく、少しかぼちゃを描き進めたら、布へ、布を描いたらその上のボールへ、ボールを描いたら台へ、台からグラスへ…と絵の中を「散歩するように」描くのがポイントです。その感覚を身につけてね〜。