夏休みの課題/自由課題(1)

今週からは、学校で出された夏休みの図工課題か、自由課題のどちらかを選んでもらって制作しています。
どのテーマでも、最初の構想を良く練るのがとても大事ですので、今週のレッスンではコピー紙を4つ折りにして、まずはアイデア出しです。
実際に行った場所や見たものなど自分の経験が伴うと、より絵に説得力が増しますので、今回は事前に家族旅行の際の写真などを用意してもらいました。山や森、プールなど皆思い出も交えながら、絵を考えていました。
自由課題を選んだ子は、テーマ(描くもの)から自分で決めていきます。こちらも自分のペットの写真や、大好きなサッカーボールなど思い入れのあるモチーフを持ってきてくれました。課題を与えられる事に慣れてしまうとどうしても受け身になりがちですが、自由課題は自発的に考えるきっかけになるとても大切な課題です。じっくり取り組んでいきましょう。
制作風景(日曜午前クラス)制作風景(日曜午後クラス)

アクリル絵具の静物画(3)

アクリル絵具を用いた静物画も3週目で、絵にもだいぶ密度が出てきました。
キャンバスへの絵具の乗せ方も身についてきて、水彩とは違った、のびのびとした強い表現が生まれてきています。
来週には完成の予定です。なんとか果物は腐らずに持ってくれていますが、教室は完熟の甘〜いパイナップル?の匂いでいっぱい(^^;)。皆も果物も頑張れ!(笑)
アクリルによる静物画3(土曜クラス)アクリルによる静物画3(日曜午前クラス)

アクリル絵具の静物画(2)

アクリルによる静物画2週目です。
前回下地を塗って、線描でアタリをとるところまで終わらせましたので、今週はおおまかに画面全体に色を乗せていくことを目標に頑張ってもらいました。
「おおまかに」というのは、「1つ描き終わってから次のモチーフを描く」という描き方でなく、まんべんなく全体を少しずつ描き進めていく感じです。皆にはご飯の「三角食べ」にたとえて説明したりしています。そうすることで、絵の全体感や雰囲気、まとまりが出来てきます。
いつもの水彩との違いで戸惑う部分もあるかもしれませんが、モチーフに引っ張られてどんどん描き進めています。失敗しても上から何度でも描けるというアクリル絵具のメリットは、子供にとっても気兼ねなく描けて嬉しいのかもしれませんね。
来週はお休みですので、再来週また続きを描きます。少しずつディテール(細かいところ)にも手を入れていきましょう!
アクリルによる静物画2(土曜クラス)アクリルによる静物画2(日曜午後クラス)

アクリル絵具の静物画(1)

今週からは、新しく「アクリル絵具による静物画」を全クラスで始めました。
アクリル絵具は、いつも使っている水彩絵の具と同じように水で溶く絵の具ですが、乾くと耐水性になるという性質があります。また油絵のように、盛り上げたり、重ねたり、薄く塗ったり…と幅広い表現が出来ます。モチーフは、パイナップルとリンゴとグレープフルーツの静物です。
下地の絵の具をキャンバスに塗り、エスキース(スケッチ)を描いて構図を決めたら、キャンバスに線描をしていきます。手順も、豚毛の固い筆も全部が初体験ですが、水彩よりも描き直したり何度もやり取りのできる画材なので、思う存分楽しんで欲しいです!
アクリルによる静物画1(土曜クラス)アクリルによる静物画1(日曜午前クラス)

文字のデザイン(完)/カボチャの模刻(完)

今週は完成作品がたくさん出来ました(^^)。
土曜クラスは、「文字のデザイン」と「ダンベルの鉛筆デッサン」。秀作ですね。
日曜午前クラスは「かぼちゃの模刻」(収穫祭のよう・笑)。日曜午後クラスは水彩で描く「うちわ」。
みんなよく頑張りました〜!
来週からは全クラス揃って新しい課題です。お楽しみに!
文字のデザイン(小4、小6)鉛筆デッサン/ダンベル(小5、小3)カボチャの模刻(小4〜6)うちわ(小3)

文字のデザイン(8)/カボチャの模刻(3)ほか

土曜クラスは鉛筆デッサンでダンベルを描いています。自然物をモチーフに描くのは何度か経験している子供達ですが、今回は工業製品に挑戦しています。形が正確な円や直線から出来ているという特徴や、黒い重り部分と、キラッとした金属棒部分の描き分けもポイントの一つです。二人完成作が出来ました。よく粘って描いてますね。
日曜午前クラスは、カボチャの模刻の続きです。前回で紙粘土による造形作業は終わりましたので、今週は彩色です。紙粘土に絵の具を塗ると少し白っぽくなってしまうのが難しいところでしたが、実物に色合いを似せようとよく頑張って、全員塗り終わりました。来週ニスを塗って完成です。
日曜午後クラスでは、文字のデザインが一人完成です。お家に帰った後にまで考えてきてくれたデザインです。可愛い「村」ですね(^^)。
鉛筆デッサン/ダンベル(土曜クラス・小5)鉛筆デッサン/ダンベル(土曜クラス・小6)カボチャの模刻制作風景(6/18日曜午前クラス)文字のデザイン(小3)

文字のデザイン(7)/カボチャの模刻(2)

文字のデザインの完成作品が少したまって来たので、ご紹介します。
自分の名前から1字選ぶという制約がありながらも、それぞれよく思いつくな〜と感心します。独自の発想で、自分だけのアイデアがしっかり作品に込められていますね。

日曜午前クラスは前回に引き続きカボチャの模刻を行っています。先週と同じカボチャをモチーフにするので、持ちの問題もあり、今週で紙粘土による造形は細部まで仕上げてもらいました。少し時間が足らずに大変そうでしたが、黙々とカボチャの種やワタを作り込んだり、皮のゴツゴツ感を表現してみたり、「こんなにカボチャ見たの初めて」と必死に頑張っていた様子に、十分意味があったと思います。来週から着彩に入ります。
文字のデザイン完成カボチャの模刻(日曜午前クラス・6/11)

文字のデザイン(6)/カボチャの模刻(1)

土曜クラス、日曜午後クラスでは引き続き、文字のデザインを頑張っています。完成作は全部揃った所でお見せします!

日曜午前クラスは、新しい課題『カボチャの模刻(もこく)』に今週から取り組んでいます。
模刻とは、文字どおり、模(まねて)して(彫)刻を作ることで、三次元的な観察力、把握力を身につけられます。
今回は半切のカボチャをモチーフに、ほぼ原寸大の大きさで紙粘土で作ります。子供達は朝教室に入るなり、ゴロゴロと机に並ぶ立派なカボチャにびっくりしてました(笑)。その驚きを作品に表現できるといいですね。

カボチャの模刻(日曜午前クラス)文字のデザイン(日曜午後クラス)

文字のデザイン(5)

さて今週は、文字のデザインが7点完成しましたー!パチパチ。
レタリングや文字デザインは中学校の美術課題なので、少し難しいかな〜と心配もしていましたが、良い意味で裏切られました^_^。
綺麗な絵の具の塗りや、色の配置の工夫はもちろんですが、何より一つ一つの作品にしっかり自分のアイデアが込められているのが素晴らしいです。また画面の隅から隅まで意識が行き届いていて、絵に張りがありますね。

今回は、アイデア出し(エスキースと言います)→色彩計画→本番 と多くのプロセスを踏まえて完成させています。これはプロを目指す美大生でも基本的に同じ手順で作品作りを行いますので、かなり本格的な制作を体験出来たのではないかなと思います。
平筆/丸筆/面相筆の使い分けや、マスキングテープなどの専門的な道具も、作品を仕上げていく過程で皆自然に使いこなせるようになっていて、嬉しいです。
来週もまだまだ素晴らしい作品ができる予定ですので、お楽しみに。
文字のデザイン完成作品1文字のデザイン完成作品2