鏡を使った自由制作1/静物アクリル画2

午前クラスは今週から新しい課題です。アクリル画でテーマは「自由」。ただし「鏡を使うこと」!
難しくも聞こえますが、「自由に描いていいよ!」と言われるとかえって何を描くか悩むものです。そこで鏡を発想のきっかけに何か面白い絵が出来てこないかな〜と期待してます。
課題は先週から伝えてありましたので、みんな描きたいものや図鑑など何かしらのモチーフを家から持参してきています。さてそこで、鏡をどう使うか?がポイントです。
ひとまず、みんな手を動かしてあれこれ組み合わせを試してはエスキースに描いてみています。構想を練るこの段階が一番大変ですが面白い創作の醍醐味です。おうちでも考えてみてね。

午後クラスは静物2週目。みんな早くアクリルで描き始めたいところでしょうが、今週はエスキース^^;。
描き始める前にしっかりモチーフの形や位置を観察して、体に覚えこませる。エスキース(下絵)を繰り返し描くことの大切さは、ダ・ヴィンチの時代から変わりません。準備運動と思って頑張りましょう。前回の薪と違って物がたくさんあって大変!と思いがちですが、全部合わせてひとつの「モノ」とみなすと良いですよ〜。
来週からはいよいよ絵の具です!

カラヴァッジオ「ナルキッソス」1594-96

カラヴァッジオ「ナルキッソス」1594-96

構成デッサン(薪と立方体)完成!/静物アクリル画1

午前クラスの構成デッサンが完成しました!!
あらためて課題の説明をしますと、「薪3本を針金で縛ったモチーフにプラスして、1人に1つ配られた発泡スチロールの立方体を自由に組み合わせて描く」というものです。自然に置いて静物として描くのももちろんOK。さらに挑戦する子は、色々な形に切ったり、いっぱいスチロールが登場したり、飛んだり、跳ねたり、積んだりしていますが、これらは「想像」です。
それぞれがこれまで見て描いてきた経験を活かし、自分の設定した物の配置による距離感や影の落ち方をイメージして、リアルに描き切りました。リアリティあってこそアイデアの面白さが生きてきます。
難しい課題かと思いましたが、みんな楽しく描いてくれて、本当に驚くほど素晴らしい作品がたくさん出来ました?!ぜひ拡大して見て下さい。

午後クラスは新課題「静物アクリル画(植物・紙筒・発泡スチロール・布)」です。
きれいな色のモチーフですね。植物はたぶん成長したり動きますがそれも含めて楽しみましょう(笑)。今週は地塗りとエスキース。中くらいの明るさの色をそれぞれ好きな色で作ってもらって、塗りました。来週から描き始めます。

名画の模写 完成!

名画の模写、ついに完成しました。
力作がいっぱい!みんな本当によく頑張りました。お疲れさま〜???。

巨匠から直接盗んだ技(混色や重色、色の配置、タッチや絵の具の厚み、構図…等々)を、次の静物画など自分の絵を描く機会に生かせるとさらに素晴らしいです。
終わった〜と忘れてしまわず、しっかり今回の描いた感覚を覚えておきましょう?。絵をよく見た経験も、自分のセンスを磨く上で確実に生かされます。
素朴に、名画をお家に飾れる!というだけでも嬉しいですね。
来週からまた新しい課題です。お楽しみに!

名画の模写7

名画の模写も次週でおしまいです。だいたい画面が埋まってきましたので、一旦今週で完成させるつもりで頑張ってもらいました。
そうすれば来週さらにもう一歩!描き込んでクオリティを上げて、その一歩は必ず次への成長につながります。
終盤は進展がなかなか実感しにくいですが、みんな粘り強く頑張っています。午後クラスの子は特に、アクリル自体初めての子ばかりですので、本当に成長めざましいです!

名画の模写6

模写の課題も残すところ今週含めてあと3回。だいたい全体に手が回ってきました。
いつも授業風景は見せていますので、今週は途中経過を一部ご覧いただきます。
「アクリル絵の具を使うの初めて!」という子もちらほらいますが、名画に引っ張られて、気づくと物怖じせず絵の具を乗せています。アクリルは学校で使う水彩と違って、油絵のように厚みのある表現ができるのが良いところです。
まだディテール(細部)の描写前の途中経過ですが、すでに色のバランスが良く綺麗ですね。名画から優れたバランスや色彩感覚を吸収して自分のものにできるといいですね。

名画の模写5

全クラス頑張って描いてます。
模写はまさに「まなぶ」ならぬ「まねぶ」学習法です。何よりその名画が答えで、先生といえます。静かに絵と対話をして真似していくうちに、自然と多くのことを巨匠から直に学べるはずです。ですので講師もここまで来たらあまり多くは話しかけずに、静かに見守るよう気をつけています。

みんな良い調子ですよ〜。自信を持って完成まで進めていきましょう!

名画の模写4

模写も4週目。折り返し地点に来ました。
みんな模写で「描く」ことを通して、じっくりその絵を観察するうちに、ゴッホのアクリルでは再現できない色の美しさや、ロートレックの筆遣いの達者さ、キュビズムの絵の構成の面白さ、モネの筆致の自由さ等々、実感を伴って気づきを得ています。模写は描く技術も学べますが、深い鑑賞体験ができます。
「本物の油絵ってどんなだろう?」と子供たちも興味を持っているようですし、絵は何より実物を見るのが一番ですので、コロナが落ち着いたら、是非美術館にもご家族皆さんで足を運んでみて下さい!
授業風景・名画の模写4(午後クラス)授業風景・名画の模写4(午後クラス)

名画の模写3

模写3週目です。鉛筆やカーボン紙を使って描いた下書きを、面相筆でもう一度なぞってから、いよいよアクリルで描き始めます。
作家、作品によって描き方、描く手順はまちまちですので、まずはよ〜く見てどう描いたか想像します。イメージトレーニングですね。花を描いてから背景かな…服の下に暖かい色を敷いてるかな…相談しつつも講師も答えは知りませんので、推理ゲームのようです。
「模写」はハードルが高い課題に思えるかもしれませんが、子供たちはゴールが見えてる分、普段より悩むことなくどんどん描き進めています。今後が楽しみです!授業風景・名画の模写3(午前クラス)授業風景・名画の模写3(午後クラス)

名画の模写2

名画の模写のレッスン2回目です。
まずは下塗り(または地塗り)です。各自の選んだ絵をよく見て、下地の色を見極めることから始まります。油絵は水彩と違って、色の層を何度も塗り重ねた表現をします。そして多くの作品は中間色を一番下に塗る作業をしています。すると絵全体にまとまりができたり、色調にも影響が出たり、何より上から描きやすい。
ゴッホやモネといった巨匠の絵も、隅の塗り残しを見るとちらっと地の色が垣間見え、彼らがどういった手順で描いたかがイメージできます。
そして地塗りの次は下描きに進みます。午後クラスはカーボン紙を使って輪郭線をトレース、午前クラスは目で見て描き写すという本来の模写の方法でやってみています。みんな割とサクサク進めています。来週も頑張りましょう〜。
授業風景・名画の模写2(午前クラス)授業風景・名画の模写2(午後クラス)

名画の模写1

4月に入り新しい課題です!?
今年度最初の課題は、午前、午後クラスともに「名画の模写」です。
今週は早く描きたい気持ちをぐっと抑えて、画集をじっくり鑑賞する事に集中しました。絵は描く事も大事ですが、見る事もすごく大事です。
様々な巨匠の絵を見ながら、テーマや様式、色使いや絵の具の厚み等々、色々な人がいるんだなあと味わいつつ、気になった絵に付箋を貼り、これが描きたい!という絵を1枚決めてもらいました。
来週から描き始めます!名画の模写レッスン風景1