午前クラスも午後クラスも名画の模写を頑張っています。
「静物画より模写の方が難しい〜」という感想もちらほら。静物を描くのは3Dから2Dに置き換える作業ですが、模写は2Dから2Dに写すので楽そうですが、比較もし易いぶん自ずとシビアになり、相手が名画ですので当然ハードルも上がるのでしょうね。
名画は過去の巨匠から「まねる+まなぶ=まねぶ」作業です。似ないな〜と思う気持ちをぐっとこらえて粘り強く頑張れば、確実にこの課題の後には多くを学んでいると思います!
「アクリル」タグアーカイブ
名画の模写5/名画の模写7
名画の模写4/名画の模写6
名画の模写3/名画の模写5
名画の模写2/名画の模写4
全クラス「名画の模写」に取り組んでいます。課題は同じでも、レベルや成長の度合いに応じて学べる内容や深さが違ってきて、常に模写からは学べることは多いです。
ちなみに三菱一号館美術館のルノワールxセザンヌ展、東京都美術館のミロ展、西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか」展、汐留パナソニック美術館のルドン展、等々たくさん絵画展をやっています。子どものうちから本物の油絵の名画に触れることは、感性や知識を養う上で描くことより大事です。ぜひ!
名画の模写1/名画の模写3
自画像デッサン5/名画の模写1
構成アクリル画(静物とコピー紙)完成/静物アクリル画完成!
今年最後の課題が完成しました〜。
同じモチーフを使いつつ、午前クラスは「静物とコピー紙」をお題に自由に組み合わせて描いてもらいました。お題は一応ありますがあくまできっかけ程度に捉えて、いかに自分なりに解釈して、発想を広げ、自分の表現に昇華させるか?が大切です。紙の特性をそれぞれの角度で取り込んで、色々面白い絵が出ましたね〜。見えないところで発想を支えるデッサン力も大事です。みんなそれぞれ違った「良い絵」です。
午後クラスは素直に静物を描き上げました。ほぼアクリルでの静物はみんな初でしたが、これだけ粘り強く描けてすごいですね。絵の具づかいや物の観察眼も養われました。今後の成長が楽しみです。
さて、冬休みです。どうしても絵は「描く」が大事かと思われがちですが、「良い絵」を描くには、実は「描く」よりも良い絵を「見る」ことが重要です。ぜひ美術館へ!良いお年を!
構成アクリル画(静物とコピー紙)7/静物アクリル画7
構成アクリル画(静物とコピー紙)6/静物アクリル画6
今週を含めてあと残り3週です。今年もあとわずか。早いですね〜。時間が足りない💦と焦る生徒さんも。
もう全体は見えてきましたから、あとはとにかく描き切りましょう。この段階を「描き込み」と言います。ぐっと物に迫って、ひとまず絵の隅々まで説明し尽くすつもりで描きましょう。あいまいになんとな〜くで満足してはだめですよ〜。
物のディテール、形、重さや手触り、位置関係を正確にしていくと同時に、色のバランスがきれいか、目を細めて明暗が自然に見えるか、そして何よりはじめに感じた自分のイメージを伝えきれてるか?絵を描くって実はすごくマルチタスクなんですよ。
だいぶ進みました!風邪をひかないよう、年末までがんばりましょ〜う。
(おまけは高橋由一の「豆腐」。江戸時代の日本初の西洋画家です。豆腐、焼き豆腐、油揚げの豆腐三兄弟。おもしろいですよね〜。)