手の模刻完成!/靴の模刻6

午前クラスの手の模刻が完成しました〜〜!パチパチ。
彫刻は3次元の芸術ですので1枚の写真でその作品の良さを見せるのは難しいですが、ぜひ拡大してご覧ください。
この課題の最も大事な点として、骨格や関節、筋肉の流れがまず皆しっかり意識できていますので、自然な「手」に見えます。かつ、全体をおさえつつも、爪やシワといったディテール(細部)もよく追ってます。みんなよく頑張りました?

午後クラスは靴の模刻の大詰めです。あとは靴紐を作るだけ!というところまでみんな出来たかな?来週完成作品をお見せしますのでお楽しみに!

手の模刻5/靴の模刻5

午前クラスの手は先週まで大きな形や動き、雰囲気を大事に作ってきましたが、いよいよ完成目指して、細部もどんどん作りこんでいきます。
ただ爪やシワをひっかいて完成!ではなく、だんだんと面を細分化していく意識で、焦らず立体的に作っていきます。指もよく見ると下のようにいくつもの細かい面で出来てます。でも、なにより良く見て作ることに尽きます。みんな自分の手とよく見比べてますね。その調子!次回終了です。

午後クラスの靴も靴紐は最終日に作ることにして、それ以外をできるだけ完成させるつもりで頑張ってもらいました。靴、特にみんながよく履いているスポーツシューズは、いざ作ってみると本当にパーツが多くて大変ですね(笑)。
メッシュ生地に、つま先やかかとはバックスキンだったり、凹凸なくロゴがプリントされていたり、紐の穴にはハトメがあったり、チャックがあったり…もう仕事がいっぱい。どう作るか一緒に悩みながらみんなよく頑張ってます。満足いくまで作りこんでいきましょう!

手の模刻2/靴の模刻2

模刻2週目。
手の模刻は、自分の手を良く観察して骨格をしっかり意識しながら芯作り。
指はなんとな〜くふにゃっと曲げると軟体生物になっちゃいますので、関節の位置と曲がり具合をよく見てきっちり曲げます。でも正確さの一方、表現したいイメージや気持ち(たとえばふわっと優しい感じや、グッと力強くつかむ感じとか)も大事に作っていきましょう。
靴の模刻は大まかな形が出来てきて、靴らしくなってきました。午前の手と似て、靴も身につけるものですので、人の骨格にそった形になっています。たとえば親指の先が前に出ていたり、親指・小指の付け根部分が出っ張っていたり、かかとも出てますね。その出っ張りをなめらかにつないだ「面」を意識しながら作るとそれらしくなります。来週からどんどん具体的にしていきましょう!

抽象石彫8/鉛筆デッサン(薪)1

午前クラスの石彫は今週で耐水ペーパーでの磨きを終えました。みんな時間いっぱいまで磨きました。来週ワックスを塗って完成ですので、完成作品をお楽しみに!四角い石から作ったとは思えない作品がたくさんですよ〜。

午後クラスは今週から新しい課題「薪をモチーフにした鉛筆デッサン」です。
薪ストーブなどで最近は使いますが、イメージでは分かっていても実物はあまり見たことがないかもしれません。
シンプルに3本の薪をギュッと針金で束ねて立たせただけ、のモチーフですが、木のガサガサ、ゴツゴツした感じは描きどころ満載です。
今日は初日ということで、エスキース(下絵、練習)を描きました。デスケルの使い方や構図、覚えることは色々ありますが、まずは素直に「よく見て、描く」ことを心がけましょう。

抽象石彫6/バルサ材の木彫7

午前クラスの石彫も、午後クラスの木彫も、順次紙ヤスリでの磨きの作業に入り始めました。(木彫は彫り跡を残すのも一般的なのですが、紙ヤスリをかけた方がかわいらしくなりそうなので今回は磨くことにしました。)
石は耐水ペーパーで水をつけながら磨き、木は普通の紙ヤスリで磨きます。使うヤスリは少し違いますが、基本は同じ。粗い番手から始め、だんだんと細かい番手に移り、最後はつやつやに磨き上げていきます。小さな円を描くようにこするのがコツ。きれいに磨いていく作業は素朴に楽しいですね。

抽象石彫5/バルサ材の木彫6

今週とあと1回で石彫は棒ヤスリでの削り作業を、木彫は彫刻刀での彫りを終える予定です。そのあとは紙やすりでの磨き作業ですので、がんばって削って彫ってもらいました。
子供たちを観察していて気付かされるのは、ぱっと見てどこを彫れば(削れば)いいかを見切る、言い換えれば石や木の中に眠っている形を想像するにはデッサン力が必要なんですね。絵を描く力と物を作る力はお互いに呼応しあいます。今回いまいちうまくいかないなあと思う子も今度デッサンをやるとぐっと簡単になります。逆に言えば、今回得た3次元的感覚もまた絵で活かせますね?

抽象石彫4/バルサ材の木彫5

今週は制作途中の作品を午前クラス、午後クラス共に少しお見せします。
正面から見た形、横から見た形、を削ったあとは、斜め方向に削ってねじれを出したり、中の凹みを彫ったりと徐々に具体的に自分の目標の形に近付けていっています。
彫刻は割と体力勝負です。きっとみんな教室の後は疲れてるのでは…笑。
少しずつゴールが見えてきましたよ!

抽象石彫3/バルサ材の木彫4

石彫はみんな棒ヤスリでガンガン削ってます。「思ったより柔らかい!」という反応があるように、簡単に削れます。だからと言って削りすぎると戻れないから気をつけないといけません(笑)。一方向から削ったら90度回して横から見た図を描いて削ります。だんだんと形が見えてきました。
木彫はバルサ材のイメージからすると少々硬い木が混ざっていたり、ちょっと大変そうですが、講師がノコギリを入れて手伝いながら進めています?。木彫ですので、木目によって彫りやすい向き/彫りにくい向きがある事があったり、学ぶ事はたくさんです。「木と対話しながら彫り進める」感覚を学んでいます。

模刻(靴・リンゴ)完成

靴の模刻、リンゴの模刻(着彩)、ともに完成しました〜!!
ふっと脱ぎ捨てられたさりげない靴の感じをよく観察して作りました。なんということのない曲線や、足に合った靴らしい形といった支えになる基盤がよく出来ているからこそ、靴紐やバックルなどのディティールも映えてきますね。

リンゴの着彩は先週塗った黄色い下地の上に様々に混色した赤い色を、ハッチングや点描といった細かい筆のタッチで重ねていきました。リンゴの表面をよく見ると複雑にいろいろな色が折り重なってまだらな色をしています。自然物らしい色彩のポイントはこの「むら」や「ランダムさ」にある気がします。モチーフをよく見て、どうしたら似るか、色や筆使いを自分なりに試行錯誤していく事が成長に繋がります。

石膏の抽象彫刻(完)ほか

梅雨ですね。湿度が高いと絵の具の乾きが遅くなったり嫌になっちゃいます。
さて石膏の抽象彫刻は全クラス終了しました。またさらに見たことのない個性的な作品ができましたね〜。同じ課題なのにこんなにも違う結果が生まれるところが面白いです。

ほかのクラスは、模写を開始したり、グラデーションの絵の色彩計画を立てていたりとバラエティーに富んでいます?。また来週お伝えします!

石膏の抽象彫刻(4)/グラデーションの絵(2)

石膏の抽象彫刻の完成作です。
高学年&中学生らしく塗りも丁寧で、かつ個性がありますね。
こういった飾りやすい小さな彫刻を「オブジェ」とも呼びます。ぜひ玄関にでも飾ってあげてください。
ちなみに、右下の作品のタイトルは「しかく」だそうです。ふんわり柔らかい形だけれど模様が四角いから「しかく」。なにかほっこり癒されますね。みんなもタイトルもつけるとぐっと作品への愛着が湧いたり、また深みが出て良いと思いますよ!
グラデーションの水彩課題は練習を終えて、エスキース帳で構想を練っているところです。がんばりましょう。

石膏の抽象彫刻(3)/グラデーションの絵(1)

午前クラスは石膏の抽象彫刻、午後クラスはグラデーションの絵の課題です。
午前の石膏は、先週すでに形を作り終え、今週は着色です。形を作る段階では低学年の子達が自由に思い切った形を作っていましたが、色の段階になると高学年&中学生の引き出しの多さが活かされています。偶然に出来た形態から動物をイメージしてみたり、幾何学的な模様の図柄を考えたりと、全く違うアプローチで着色していました。完成が楽しみです。
午後クラスは、水彩絵の具で「グラデーション」という技法を用いた絵画です。今日は本番の絵の制作に入る前に、段階を踏んでグラデーションの練習をしました。みんな鉛筆では一度グラデーション制作を経験済みなのですが、絵の具となると当然ですが消しゴムで修正する事が出来ないので、難易度がグッと上がります。でも何度かやっていくうちに慣れきて、この課題が終わる頃には、みんな絵の具使い/筆使いが上手になっていきます(^^;;。少し先は長いけど頑張りましょう!

アクリル自画像・4/石膏の抽象彫刻

午前クラスは継続して自画像です。大人でも自分の顔を描くとなると、本物よりきれいに描こうと思っちゃいますよね(笑)。そこはぐっとこらえて、「風景を描くように」「モノをみるつもりで」「凸凹や光と影を見て」と”客観的”に見るということを伝えるよう努力しています。絵を描く事で身につく力として、客観的に見る力、何事にも適切な距離を置いて全体を見る力、があると思います。自画像はまさにその訓練にもってこいです。がんばれ〜。

午後クラスは新しい課題で、石膏(せっこう)を使った抽象彫刻です。石膏は水に入れると20分くらいで固まる白い粉です。
今回は液体状の石膏を膨らませた風船の中に注ぎこみ、固まる前に手で握ったり、何かに押しつけたり、輪ゴムで縛ったり…あれこれ工夫して、自分なりのいい形を探して作ってもらいました。絵を描いている時の集中してシ〜ンとした空気とは打って変わって、今日は皆キャーキャーはしゃぎながらも面白い形が出来ました。来週はこの上に色を塗りますよ!(参考作品はジャン・アルプ〜やわらかい形の彫刻で知られる巨匠)

サザエの模刻2

サザエの模刻は先週大まかな形を作ったのに続いて、今週はツノや筋ばった形などのディテール(細部)の表現に入り、グッとサザエらしさが出てきました。
指で作っているといつまでも「ふわっと」した柔らかい形にしかできませんので、今週はヘラなどの道具や時には爪も使って、サザエらしいゴツゴツとした質感やシャープな面の移り変わりを意識して表現してみてもらっています。まだ少し粘土造形が終わりませんでしたので、来週も引き続き行います。
一番下の写真は実際に使っているサザエの貝殻の一つですが、つくづく、見ていると複雑で奥が深いですね〜。?
サザエの模刻2週目サザエの模刻2週目さざえ

サザエの模刻1

今週からは新しい課題「サザエの模刻」です!
教室に来るとともに、ずらっと席に並べられたサザエの貝殻を見て、なにこれ〜!となかなかの反応。
石粉粘土で何回かかけて形を作ったのち、彩色もします。以前やったリンゴの模刻と比べると形はぐっと複雑ですが、螺旋構造や黄金比など自然の造形がギュッと詰まっていて、作っていて面白いです。
「サザエ食べたことな〜い」なんて雑談もしながら、ひとまず今週は大まかな形を作りました。お楽しみに〜!

石彫完成/木彫時計完成!

抽象石彫、木彫レリーフ時計ともに完成しました!どうぞ拡大してご覧ください。
石彫は抽象彫刻ですので、「何か」を彫ったわけではありません。人の指のようだったり、布のようだったり、生き物っぽかったりといろいろ想起させますが、あくまで抽象的な「かたち」です。思った以上に根気がいる作業でしたが、みんなよく頑張りました。
木彫レリーフは工作と、絵の両方の感覚を使う作品でした。みんな完成度が高いですね。それぞれ個性的で素敵な時計が出来ました。お部屋に飾ってずっと使ってあげてください。
さて、来週からは早くも年末恒例のカレンダーです!頑張りましょう。
抽象石彫(中1)抽象石彫(左/小5、右/中1)抽象石彫(小6)木彫レリーフ時計完成(小4〜5)木彫レリーフ時計完成(小3〜4)

石彫7/木彫時計7

木彫レリーフは彫る作業を終え、サンドペーパーで表面をきれいにした後、着色に入りました。
ここまでは「彫刻」の作業でしたが、ここからは「絵」の感覚にスイッチして作業をしていきます。支持体は木ですが、水彩絵の具で、いつもより水の少ない濃い絵の具で塗ってもらっています。混色、グラデーション、色の対比、覚えたことも思い出しながら綺麗な時計に仕上げていきましょう!
石彫はいよいよ耐水ペーパーでの磨きに入りました。ツヤっ輝いてくる様子に「おお〜」とちょっとした感動の声が漏れてきています。やりがいのある作業ですね。
木彫時計制作風景(土曜午前クラス)木彫時計制作風景(土曜午後クラス)

石彫6/木彫時計6

途中経過です。良いですね〜。
木彫レリーフは彫刻刀での彫りを、石彫は棒ヤスリでの削りがほぼ終了です。今回初めて手にした彫刻刀や棒ヤスリの扱いも手馴れてきました。
来週からは木彫のクラスは紙やすりをかけ着色に、石彫は耐水ペーパーと研磨剤による磨き作業に入り、仕上げへと向かいます。頑張りましょう〜!
木彫レリーフ途中経過(土曜午後クラス)石彫途中経過(日曜午前クラス)