鉛筆デッサン(電球2時間)完成!/名画の模写・完成!

完成作品をゆっくりご鑑賞ください〜。
午前クラスは連休明けに電球の模刻を行いますので、その前準備の形の理解も兼ねて、2時間のレッスン1回のみ!でデッサンを描いてもらいました。いつもはたっぷり時間をかけて描きますが、こういう短期集中もたまには良いです。
たった2時間とは思えないクオリティですね。底力がついていることに感動です。

午後クラスの名画の模写も今週完成!おつかれさま〜。
アクリル絵の具自体初めての生徒さんも含めて、みんな良く頑張って描きました!
巨匠を真似る中から、混色や色を重ねる感覚、形の出し方など自然に多くを学べたかと思います。次に静物などを描くときにもう一度思い出して活かしましょう。
ちなみに自分が模写した絵が誰の絵か覚えておくと良いです。いつか実物を見るかもしれませんよ〜。

ちなみにゴールデンウィーク中のお出かけに、当教室のご家族も、そうでない方も、東京都美術館のマティス展がオススメです!https://matisse2023.exhibit.jp

ロゴのある静物着彩完成!/名画の模写7

午前クラスの「ロゴのある静物着彩」完成しました〜!
ロゴだらけ、かつ慣れない水彩で大変でしたが、みんなよく頑張りました!👏
いつものアクリルでの絵画では「表現」も大事にしますが、今回の着彩は出来る限り見たままを忠実に写し取る「写生」の精神を重視しました。
おかげで、一見どれが誰の作品か分からなくなるのですが(笑)、それだけ対象に迫れたということです。「物と物の関係」「際(キワ)の回り込み」「軽視されがちな影の大切さ」「ロゴを文字であることを忘れて柄のように見る」等々、美術の大事なことをたくさん学びました。この完成度はすごいです。本当にお疲れ様〜!

午後クラスは今週来週で終了ですので、一旦今週で全体に手が行き渡り、終わりが見えると良いのですが、どうでしょうか〜^^;。みんな頑張ってますが、少しドキドキ。お楽しみに〜。

ロゴのある静物着彩6/名画の模写7

午前クラスは今週含めてあと2回!何より全部しっかり描き切ることを目指して頑張ってます。
今週はほぼ全ての作業を細い面相筆に持ち替えて、どんどん細かく描いていきます。「面の分割」も出だしは大きい単位ですが、徐々に細分化して最後は細か〜いディテール(例えばポテトチップスのロゴの縁取り等)まで描いていきます。「絵を描く」という意識よりさらに、モチーフを画面に持ってくるような真に迫る意識が大事です。みんな良いですよ!

午後クラスの模写は今週入れて残り3回。良い進み具合だと思います。どの絵も細かかったり筆遣いが達者だったりと大変ですが、それは巨匠なので当然です・笑。
名画をよく見て長い時間対話するだけでも多くのことを学んでいます。心折れずに頑張りましょう〜。

ロゴのある静物着彩5/名画の模写6

午前クラスの着彩は途中経過をお見せします(これでもまだ途中です・笑)。
みんな本当によく頑張っています。あえて一点贅沢を言うと、着彩に入って、例えばポテトチップのパッケージの緑色をどうしても頭で「緑」と思ってしまうがゆえに、似たような色で塗ってしまう現象が所々見受けられます。すると袋の張った立体感や質感が出ません。それはポカリスエットやカロリーメイトも同じ。一旦頭で見なすのを止めて、よ〜く観察しましょう。

午後の模写は、もうどんどん描くのみですので、少し画家さんの話をしますと、ゴッホは感情的なイメージがあると思いますが、絵はとても計算されていて、無駄なくタッチが積み重ねられています。ですので、どう描いたか想像できて意外と模写もしやすく勉強になります。一方、さらっと風景を描いたモネのような絵は、本人はささっと描いたのでしょうが、筆致も早く、絵の具は混じり合い、その絵を真似するのは実は大変。絵によって個性はまちまちですが、自分が好きだと思った絵ですから、きっと完遂してくれるでしょう!

ロゴのある静物着彩4/名画の模写5

午前クラスの着彩は、一層薄く色を置いた後で徐々に濃い絵の具で描いていきます。基本ですが「塗る」ではなく「描く」意識が大切です。
明暗をつけ立体感をもたせつつ、ポテトチップスの袋と缶のギラッと光る金属質な質感と、カロリーメイトの紙箱のさらっとした質感を、色で表現していきます。難しいですが白く光る部分を塗り残すとそれっぽくなっていきますね。順調です。

午後クラスの模写も中盤。だいぶそれぞれの絵が見えてきました。赤青黄の三原色と色相環を見ながら、混色のコツをつかんだり、絵の具をキャンバスに置くような厚塗りの筆のタッチを学んだり、1つの絵でそれぞれ学んでいます。みんな集中していて、素晴らしいですね。楽しみです。

ロゴのある静物着彩3/名画の模写4

急に暖かくなってきましたね。
さて、午前クラスは今週から水彩絵の具による着彩に入り始めました。
広い面から細部へと描き進めるのはいつものアクリルと同じですが、水彩は一回塗った上から塗りつぶして直すことがあまり出来ないところが大きな違い。また、白は基本的にあまり使わず、明るい/白い部分はできるだけ紙の白を生かします。
まずはたっぷりの水で薄めた透明な色で大きく色を乗せ始め、徐々に暗く濃い部分を塗り重ねていきます。しっかり鉛筆で形をとった分、さらっと色を乗せただけでも、絵になりますね。

午後クラスの模写も、どんどんアクリルを乗せて行ってます。巨匠の筆さばきや描く手順を真似るうちに、自然に絵の具に慣れてきています。「子供に模写!?」と思われるかもしれませんが、キャンバスもアクリル絵の具もほぼ初めての子にこそ、模写はもってこいの課題に思います。自分の好きな絵に似せたい!という気持ちをモチベーションに、名画が自然に導いてくれて成長します。点描も厚塗りも重色もタッチも一気に吸収しています。
静物着彩制作風景 名画の模写制作風景

ロゴのある静物着彩2/名画の模写3

午前クラスは、鉛筆で中のロゴも描いていってます。立体物のパースや傾き、膨らみに合わせて、文字の外形を四角でとってから中の文字を描いていきます。「文字」ということを一旦忘れて、図や模様のように見るのがポイントです。来週あたりから着彩に入りますので、鉛筆の段階もお見せします。みんなよく粘って描いていますよね〜。すごい!👏
午後クラスの名画の模写は、トレースが終わった順に絵の具に入っています。
作家や作品によって描き方はまちまちで、どこから手をつけたら良いかわからないでしょうが、絵をよ〜く観察すると絵の具の重なりからその画家さんがどういう順で描いたかがなんとなく見えてきます。とはいえ、遠くから近くへ、広い面から狭い面(細部)へというのが絵の基本です。ほとんどの生徒さんがアクリルで絵を描くのが初です。楽しみですね。

ロゴのある静物着彩1/名画の模写2

午前クラスは今週から新しい課題「着彩・ロゴのある静物」に入りました。
「着彩」という言葉は初めて耳にするかもしれませんが、簡単に言うと、デッサンに水彩で着色することを言います。
今回のテーマはおやつ!ではなく、ロゴのある静物です・笑。身の回りの市販品にはたいていロゴやパッケージデザインがされていますね。文字がそのくっついている物の形や面にそって、ゆがんだように描くのがポイントです。食べ物だけでなく、例えば服やビルの看板などでも今後応用できます。まずは鉛筆でスケッチです。人工物は形の狂いがわかりやすいので大変ですが頑張りましょう。

午後クラスの模写は、今週は下地の地塗りをした上から、カーボン紙を使ってトレースに入りました。
本来ですと模写は絵を見ながら、普通に自力で似せて描くのですが、それはさすがに大変ですので、教室ではまずアウトラインはモノクロコピーをなぞって描きます。そのあとは素直にカラー図版を目で見て、色や絵の具の厚み、タッチを真似て表現していきます。楽しみです!



デッサン「鉛筆を持つ手」完成!/名画の模写1

「手と鉛筆のデッサン」完成です!!👏👏良いデッサンですね。
骨格・筋肉などの手の構造、柔らかな面の移り変わり、鉛筆と肌の質感の違い、等々沢山タッチを重ねてよく追いかけています。かつ粘り強く描いたぶん、調子(鉛筆の色)も綺麗です。ぜひ拡大してご覧下さい。
今回は10時間かけて描きましたが、一度ここまで描いた経験があると、次に何かを描くときは2〜3時間である程度描けるものです。感覚を忘れないでね。

午後クラスは今週より、「名画の模写」に入りました。世界の名画を見てそのまま写す課題です。油絵の作品がほとんどですが、教室では水で溶かせて油絵のような表現ができるアクリル絵の具を使います。
今週は、机に積まれた画集を全部見て、「この絵を描きたい!」という一枚を決めてもらいました。もちろん絵を選ぶのが一番の目的ですが、それをきっかけに、美術館でも見きれない数の名画をじっくり鑑賞するのが大きな目的です。見ること、知ることは描くことと同じくらい大事です。ゴッホ、マチス、ルノワール、ボナール、ルソー…色々巨匠の名前を覚えましたね👍。

自由制作〜画集の要素をとりいれて8/コロコロカレンダー11

すっかり年末ムードになってきて焦りますが、みんな来週で終わるかな??
午前は土曜クラスの完成一歩手前をお見せします。全体に手が回ってだいぶ図像がはっきり見えてきましたね。ディテールや見せ場を最後に細かくたくさん描くことを「描き込み」と言いますが、この「描き込み」がどこまで出来るかで絵の「密度」が変わります。簡単に言えば、いっぱい描いてある絵は観る人の心にぐっときて、いつまでも見ていられます。来週どこまで描き込めるか!?が勝負ですね。がんばって!

午後クラスは、いよいよキューブを作りました。発泡スチロールキューブ8つをガムテープで決まった方法ではり合わせると、表裏コロコロと入れ替わり6面x2で12面ある不思議なキューブが出来上がります(図示するも難しい😓)。ハサミで3つに切った絵とカレンダーを来週貼ったら完成です!

自由制作〜画集の要素をとりいれて5/コロコロカレンダー8

午前クラスのアクリル画の今週のテーマは「模写にならないように」「自分の絵にしよう」です。
画集から要素を取りこもうとすると、うっかり模写のようになってしまいがちですが、今回の課題はあくまで自分の絵を良くする為に、名画を利用することが目的です。専門用語では引用やリファーなど言います。そんなに難しい事でなくて、長い美術の歴史は、脈々と続くまねの歴史とも言えます。好きな絵を真似して、自分なりに生かしていく。もう終わってしまいましたが、こんな展覧会もやっていました。(練馬区立美術館「日本の中のマネ-出会い、120年のイメージ-」

午後クラスのコロコロカレンダーは8枚着彩が終わり、もう少しです。色を三原色限定にしていることで、混色を学べているのはもちろん良い点ですが、色が全く濁っていないことが嬉しい発見です。大人の皆さんも知らないかもしれませんが、絵具はたくさん持っていれば良いわけではないのです。「混色は3色までね」といつもみんなに教えていますが、例えば、紫と茶色を混ぜてしまったりすると既に赤+青に赤+青+黄+黒が混ざって、当然色は濁ります。絵がみんな綺麗!

午後クラス・コロコロカレンダー

名画の模写 完成!

名画の模写、ついに完成しました。
力作がいっぱい!みんな本当によく頑張りました。お疲れさま〜???。

巨匠から直接盗んだ技(混色や重色、色の配置、タッチや絵の具の厚み、構図…等々)を、次の静物画など自分の絵を描く機会に生かせるとさらに素晴らしいです。
終わった〜と忘れてしまわず、しっかり今回の描いた感覚を覚えておきましょう?。絵をよく見た経験も、自分のセンスを磨く上で確実に生かされます。
素朴に、名画をお家に飾れる!というだけでも嬉しいですね。
来週からまた新しい課題です。お楽しみに!

名画の模写7

名画の模写も次週でおしまいです。だいたい画面が埋まってきましたので、一旦今週で完成させるつもりで頑張ってもらいました。
そうすれば来週さらにもう一歩!描き込んでクオリティを上げて、その一歩は必ず次への成長につながります。
終盤は進展がなかなか実感しにくいですが、みんな粘り強く頑張っています。午後クラスの子は特に、アクリル自体初めての子ばかりですので、本当に成長めざましいです!

名画の模写6

模写の課題も残すところ今週含めてあと3回。だいたい全体に手が回ってきました。
いつも授業風景は見せていますので、今週は途中経過を一部ご覧いただきます。
「アクリル絵の具を使うの初めて!」という子もちらほらいますが、名画に引っ張られて、気づくと物怖じせず絵の具を乗せています。アクリルは学校で使う水彩と違って、油絵のように厚みのある表現ができるのが良いところです。
まだディテール(細部)の描写前の途中経過ですが、すでに色のバランスが良く綺麗ですね。名画から優れたバランスや色彩感覚を吸収して自分のものにできるといいですね。

名画の模写5

全クラス頑張って描いてます。
模写はまさに「まなぶ」ならぬ「まねぶ」学習法です。何よりその名画が答えで、先生といえます。静かに絵と対話をして真似していくうちに、自然と多くのことを巨匠から直に学べるはずです。ですので講師もここまで来たらあまり多くは話しかけずに、静かに見守るよう気をつけています。

みんな良い調子ですよ〜。自信を持って完成まで進めていきましょう!

名画の模写4

模写も4週目。折り返し地点に来ました。
みんな模写で「描く」ことを通して、じっくりその絵を観察するうちに、ゴッホのアクリルでは再現できない色の美しさや、ロートレックの筆遣いの達者さ、キュビズムの絵の構成の面白さ、モネの筆致の自由さ等々、実感を伴って気づきを得ています。模写は描く技術も学べますが、深い鑑賞体験ができます。
「本物の油絵ってどんなだろう?」と子供たちも興味を持っているようですし、絵は何より実物を見るのが一番ですので、コロナが落ち着いたら、是非美術館にもご家族皆さんで足を運んでみて下さい!
授業風景・名画の模写4(午後クラス)授業風景・名画の模写4(午後クラス)

名画の模写3

模写3週目です。鉛筆やカーボン紙を使って描いた下書きを、面相筆でもう一度なぞってから、いよいよアクリルで描き始めます。
作家、作品によって描き方、描く手順はまちまちですので、まずはよ〜く見てどう描いたか想像します。イメージトレーニングですね。花を描いてから背景かな…服の下に暖かい色を敷いてるかな…相談しつつも講師も答えは知りませんので、推理ゲームのようです。
「模写」はハードルが高い課題に思えるかもしれませんが、子供たちはゴールが見えてる分、普段より悩むことなくどんどん描き進めています。今後が楽しみです!授業風景・名画の模写3(午前クラス)授業風景・名画の模写3(午後クラス)

名画の模写2

名画の模写のレッスン2回目です。
まずは下塗り(または地塗り)です。各自の選んだ絵をよく見て、下地の色を見極めることから始まります。油絵は水彩と違って、色の層を何度も塗り重ねた表現をします。そして多くの作品は中間色を一番下に塗る作業をしています。すると絵全体にまとまりができたり、色調にも影響が出たり、何より上から描きやすい。
ゴッホやモネといった巨匠の絵も、隅の塗り残しを見るとちらっと地の色が垣間見え、彼らがどういった手順で描いたかがイメージできます。
そして地塗りの次は下描きに進みます。午後クラスはカーボン紙を使って輪郭線をトレース、午前クラスは目で見て描き写すという本来の模写の方法でやってみています。みんな割とサクサク進めています。来週も頑張りましょう〜。
授業風景・名画の模写2(午前クラス)授業風景・名画の模写2(午後クラス)

名画の模写1

4月に入り新しい課題です!?
今年度最初の課題は、午前、午後クラスともに「名画の模写」です。
今週は早く描きたい気持ちをぐっと抑えて、画集をじっくり鑑賞する事に集中しました。絵は描く事も大事ですが、見る事もすごく大事です。
様々な巨匠の絵を見ながら、テーマや様式、色使いや絵の具の厚み等々、色々な人がいるんだなあと味わいつつ、気になった絵に付箋を貼り、これが描きたい!という絵を1枚決めてもらいました。
来週から描き始めます!名画の模写レッスン風景1

自刻像(完成)/名画の模写(完成)

自刻像と名画の模写の完成作をご紹介します。
自刻像は、細部までしっかり作り込みました。顔を目、鼻、口、とパーツで観念的に見るのでなく、地形のように複雑に連なった面の起伏としてとらえて、一つ一つ「面の向き」を見る大切さがつかめたら成功です。確実に次に絵を描くときにも活かされてくるでしょう。

午後クラスの名画の模写では、名画との長期間にわたる対話が、良い経験になったのではないでしょうか。実は「作品を見る」という鑑賞体験は、美術を理解する上で「作る/描く」以上に大切な事です。(学校の授業では残念ながら軽んじられてしまっていますが…)
絵の具使いもとても自然になりました。アクリル絵具は油絵具とも同じく、水彩と違って失敗しても何度でも上から重ねて描くことが出来るところが優れた点ですので、諦めず何度でも粘って描くモチベーションと思い切りの良さが大事です。作品からも熱量が感じられますね。