パイナップルとミラーシートの着彩1/パイナップルの着彩2

午前クラスも着彩課題に入りました。午後クラスと同じくパイナップルですが、下にミラーシートを敷いてちょっと難易度が上がります。
着彩は色付きデッサンのような感覚ですので、鉛筆での下描きをしっかり描き込みます。特にパイナップルは実の凹凸の配列や、葉のつき方をよく観察すると、自然の造形の規則性が見えてきます。それに気づくのがまずはポイントです!美術の基本は「よく見ること」。大変ですが、がんばって〜。
パイナップルとミラーシートの着彩20250302パイナップルの着彩20250302

グレートーンから始める静物デッサン完成!/パイナップルの着彩1

午前クラスの静物デッサンが完成しました!みんなおつかれさま👏
今回はグレー下地を一旦鉛筆で作ったぶん、背景も含め画面全体に手が回って密度があります。物を前後左右、明暗の関係で見ることも意識できています。何よりいっぱい描いているのが良いですね〜描かないと出ない綺麗な色が出てます。

午後クラスは新課題「パイナップルの着彩」。アクリルで描く表現と違って、着彩は日本画のように「写生」つまりそっくり!に徹します。謙虚にモチーフを観察し、写し取ることを通して、自然の美やリズムを吸収します。今週はエスキースから下描き。パイナップルの作りをよ〜く観察しました。

パイナップルの着彩2025/2/23

ロゴのある静物着彩3/名画の模写4

急に暖かくなってきましたね。
さて、午前クラスは今週から水彩絵の具による着彩に入り始めました。
広い面から細部へと描き進めるのはいつものアクリルと同じですが、水彩は一回塗った上から塗りつぶして直すことがあまり出来ないところが大きな違い。また、白は基本的にあまり使わず、明るい/白い部分はできるだけ紙の白を生かします。
まずはたっぷりの水で薄めた透明な色で大きく色を乗せ始め、徐々に暗く濃い部分を塗り重ねていきます。しっかり鉛筆で形をとった分、さらっと色を乗せただけでも、絵になりますね。

午後クラスの模写も、どんどんアクリルを乗せて行ってます。巨匠の筆さばきや描く手順を真似るうちに、自然に絵の具に慣れてきています。「子供に模写!?」と思われるかもしれませんが、キャンバスもアクリル絵の具もほぼ初めての子にこそ、模写はもってこいの課題に思います。自分の好きな絵に似せたい!という気持ちをモチベーションに、名画が自然に導いてくれて成長します。点描も厚塗りも重色もタッチも一気に吸収しています。
静物着彩制作風景 名画の模写制作風景

ロゴのある静物着彩2/名画の模写3

午前クラスは、鉛筆で中のロゴも描いていってます。立体物のパースや傾き、膨らみに合わせて、文字の外形を四角でとってから中の文字を描いていきます。「文字」ということを一旦忘れて、図や模様のように見るのがポイントです。来週あたりから着彩に入りますので、鉛筆の段階もお見せします。みんなよく粘って描いていますよね〜。すごい!👏
午後クラスの名画の模写は、トレースが終わった順に絵の具に入っています。
作家や作品によって描き方はまちまちで、どこから手をつけたら良いかわからないでしょうが、絵をよ〜く観察すると絵の具の重なりからその画家さんがどういう順で描いたかがなんとなく見えてきます。とはいえ、遠くから近くへ、広い面から狭い面(細部)へというのが絵の基本です。ほとんどの生徒さんがアクリルで絵を描くのが初です。楽しみですね。