同じ模写でもご覧のように土曜の生徒は古典絵画を選びましたので、古典画法を学ぶ一方、日曜の生徒は印象派の作家を選びましたので、全く違う「フレッシュな絵の具を置く」イメージで描いています。
模写は、描く練習であると同時に、どう描いたんだろう?と想像したり、会話の中からその作家の時代背景を知ったり、より深い鑑賞体験ができることが良い所ですね。
名画の模写2/名画の模写4
全クラス「名画の模写」に取り組んでいます。課題は同じでも、レベルや成長の度合いに応じて学べる内容や深さが違ってきて、常に模写からは学べることは多いです。
ちなみに三菱一号館美術館のルノワールxセザンヌ展、東京都美術館のミロ展、西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか」展、汐留パナソニック美術館のルドン展、等々たくさん絵画展をやっています。子どものうちから本物の油絵の名画に触れることは、感性や知識を養う上で描くことより大事です。ぜひ!
名画の模写1/名画の模写3
自画像デッサン完成!/名画の模写2
自画像デッサン5/名画の模写1
自画像デッサン4/丸太のデッサン完成!
自画像デッサン3/丸太のデッサン3
自画像デッサン2/丸太のデッサン2
自画像デッサン1/丸太のデッサン1
4月になり新年度1回目の課題です。卒業、入学、進級と忙しい時期ですが、教室はいつも通り静かに自分の絵に向き合います。
午前クラスは「自画像デッサン」。自分の顔の構造をよく観察し、色々とポーズや見る角度を変えてエスキースを何枚も描きます。どうしても顔は漫画等で先入観がありますが、それは一旦忘れて、凹凸のあるモノのように描くのを心がけるのが大事!
午後クラスは「丸太のデッサン」。丸太は大まかに見ると円筒形。そういう見なしが大事です。とはいえ、円筒形が床に置いてある形を正確に描くのが意外と難しく、斜めを向いているはずの切り口がこっちを向いてしまったりします。今週はグッと我慢して、柔らかくアタリを入れ、形と構図を正確に納得いくまで詰めていきました。
人物クロッキー大会
今年度も最後のレッスン。全クラス、人物クロッキーをやりました!
クロッキーは速描ともいい、短時間でさっと少ない線で描くことを言います。長い時間をかけてしっかり描くデッサンと違って、短距離走のような瞬発力、ぱっと良い形を捕まえる力を養います。これができると、ゆっくり描くデッサンやアクリルでも役立ちます。
順番にモデル役をしつつ、10分、8分、5分とだんだん時間を短くして、スピードに体を慣らして描いて行きます。体の動き、重心の位置、活きた緩急のある線を意識し、モデルさんの雰囲気を素早く捉える。画材も筆ペン、鉛筆、コンテと色々使ってみました。みんな良いですね〜。
中学3年まで楽しく通ってくれた生徒さんたちも卒業して行きました🥲💐。絵はどこでも描けますのでぜひ続けてね!