名画の模写3/名画の模写5

穴川キッズアトリエ・ベアヒェン、名画の模写制作風景2025/6/7
穴川キッズアトリエ・ベアヒェン、名画の模写制作風景2025/6/8
同じ模写でもご覧のように土曜の生徒は古典絵画を選びましたので、古典画法を学ぶ一方、日曜の生徒は印象派の作家を選びましたので、全く違う「フレッシュな絵の具を置く」イメージで描いています。
模写は、描く練習であると同時に、どう描いたんだろう?と想像したり、会話の中からその作家の時代背景を知ったり、より深い鑑賞体験ができることが良い所ですね。

名画の模写2/名画の模写4

名画の模写(アドバンスクラス2週目)名画の模写(ベーシッククラス2週目)

全クラス「名画の模写」に取り組んでいます。課題は同じでも、レベルや成長の度合いに応じて学べる内容や深さが違ってきて、常に模写からは学べることは多いです。
ちなみに三菱一号館美術館のルノワールxセザンヌ展東京都美術館のミロ展西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか」展汐留パナソニック美術館のルドン展、等々たくさん絵画展をやっています。子どものうちから本物の油絵の名画に触れることは、感性や知識を養う上で描くことより大事です。ぜひ!

名画の模写1/名画の模写3

模写制作風景〜画集から作品を選ぶ
模写制作風景〜絵の具1層目
午前クラスも今週から模写に入りました!画集から自分の描きたい絵を1枚選びます。セザンヌ、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、マチス、ボナール、ピカソ、ミロ、シャガール…模写をきっかけに、たくさんの名画を見て鑑賞することで、特に意識しなくても記憶の中に名画の画像イメージが残ります。すると良い構図、色彩バランスが蓄積されて「良い絵」の勘が掴めます。シェフになるのに美味しい料理を食べるのと一緒ですね。

午後クラスは、どんどん絵の具を乗せて描き進めています。楽しんで描いているのが何よりですね。「ゴッホさんって思ったよりすごいな〜」なんて感想も聞こえてきて嬉しいです☺️

自画像デッサン完成!/名画の模写2


午前クラスの自画像デッサンが完成しました!
デッサンは「似ているか」よりも形、立体感、空間、質感(触り心地)の表現が大事です。鉛筆の調子も、粘り強く描写のタッチを重ねることで、単純でない良い色が出ていますね〜。みんなよく観察して描き切りました!👏

午後クラスの模写は、今週は下地塗りから。白いキャンバスのまま描くことももちろんありますが、絵の基本はベースに一層「下地」の色を塗ります。名画をよ~く見るとタッチの隙間やキャンバスの端にチラッと下地の色が見えます。はるか昔の巨匠が描いている様子を想像するのが面白いですね。

自画像デッサン5/名画の模写1

穴川キッズアトリエ・ベアヒェン自画像デッサン制作風景穴川キッズアトリエ・ベアヒェン名画の模写制作風景
午前クラスの自画像デッサンは、次週完成作品をお見せします。みんな、ぐっと細部(ディテール)を描き込んで、リアリティが出てきました。鉛筆もしっかり乗せて、白から黒まで幅広い調子が出来てきました。

さて午後クラスは、新しい課題「名画の模写」です。印象派〜キュビズム頃の名画の数々から自分の描きたい絵を選んで、キャンバスにアクリルで描きます。
今週は美術館に来たつもりで、全部の画集をじっくり鑑賞!マイベストを選びました。来週から制作に入りますよ〜。

自画像デッサン4/丸太のデッサン完成!



午前の自画像デッサンは途中経過ですが、ほとんど完成と言って遜色ないですね😅。ここからは目・鼻・口、毛の1本1本といったディテールを全体のバランスを壊さずにどこまで描きこめるかが課題です。みんなの絵の気迫がビシビシすごいです。

午後の丸太のデッサンは完成です!
重みのある丸太がゴロっと床に置かれている感じがうまく表現出来ていますね。円柱の基本的なフォルムを正しく捉えつつ、自然の木ならではの複雑で豊かな表情をよく観察して描いています。質感・量感・光と影、と申し分ないです。拡大して見て下さい!

自画像デッサン3/丸太のデッサン3


鉛筆デッサンの途中経過を一部お見せします。頑張ってますね〜。
デッサンの大事なところは、モチーフが自画像でも丸太でも、ごろっとした立体感や構造、大きな明暗、あと、そこにある/いる「感じ」を表現することです。
それにはまず自分がモチーフから色々気づいたり感じとらないと描けません。
例えば自画像では見えない後頭部も意識して頭の形ってこんななんだ〜と感心したり、丸太を見て樹皮がガサガサしてるな〜重そうだな〜と感じ取ったり。
感動屋さんになりましょう!

自画像デッサン2/丸太のデッサン2


自画像と丸太のデッサン、2週目です。
顔は目・鼻・口が大事かと思いがちですが、それ以上に頭部・首・肩といった大きなかたまりや面を意識するのが大事です。デッサンが似顔絵や漫画と違うところです。
丸太も同様に、木の割れ目や樹皮の凹凸に気が奪われますが、置かれた円筒として捉えることが大事。
つまり出だしは細部でなく大きく全体を見ることです。焦らず、鉛筆を寝かせて柔らかく捉え、揺らぎを持たせながら形の「アタリ」(見当)を取っていきます。
みなさん順調な進み具合です!

自画像デッサン1/丸太のデッサン1

自画像デッサン1週目 丸太のデッサン1週目4月になり新年度1回目の課題です。卒業、入学、進級と忙しい時期ですが、教室はいつも通り静かに自分の絵に向き合います。
午前クラスは「自画像デッサン」。自分の顔の構造をよく観察し、色々とポーズや見る角度を変えてエスキースを何枚も描きます。どうしても顔は漫画等で先入観がありますが、それは一旦忘れて、凹凸のあるモノのように描くのを心がけるのが大事!

午後クラスは「丸太のデッサン」。丸太は大まかに見ると円筒形。そういう見なしが大事です。とはいえ、円筒形が床に置いてある形を正確に描くのが意外と難しく、斜めを向いているはずの切り口がこっちを向いてしまったりします。今週はグッと我慢して、柔らかくアタリを入れ、形と構図を正確に納得いくまで詰めていきました。

人物クロッキー大会

今年度も最後のレッスン。全クラス、人物クロッキーをやりました!
クロッキーは速描ともいい、短時間でさっと少ない線で描くことを言います。長い時間をかけてしっかり描くデッサンと違って、短距離走のような瞬発力、ぱっと良い形を捕まえる力を養います。これができると、ゆっくり描くデッサンやアクリルでも役立ちます。
順番にモデル役をしつつ、10分、8分、5分とだんだん時間を短くして、スピードに体を慣らして描いて行きます。体の動き、重心の位置、活きた緩急のある線を意識し、モデルさんの雰囲気を素早く捉える。画材も筆ペン、鉛筆、コンテと色々使ってみました。みんな良いですね〜。
中学3年まで楽しく通ってくれた生徒さんたちも卒業して行きました🥲💐。絵はどこでも描けますのでぜひ続けてね!
穴川キッズアトリエ・ベアヒェン 人物クロッキー 2025年 午前クラス穴川キッズアトリエ・ベアヒェン 人物クロッキー 2025年 午後クラス穴川キッズアトリエ・ベアヒェン 人物クロッキー 2025年