自画像デッサン4/丸太のデッサン完成!

午前の自画像デッサンは途中経過ですが、ほとんど完成と言って遜色ないですね😅。ここからは目・鼻・口、毛の1本1本といったディテールを全体のバランスを壊さずにどこまで描きこめるかが課題です。みんなの絵の気迫がビシビシすごいです。

午後の丸太のデッサンは完成です!
重みのある丸太がゴロっと床に置かれている感じがうまく表現出来ていますね。円柱の基本的なフォルムを正しく捉えつつ、自然の木ならではの複雑で豊かな表情をよく観察して描いています。質感・量感・光と影、と申し分ないです。拡大して見て下さい!

自画像デッサン3/丸太のデッサン3

鉛筆デッサンの途中経過を一部お見せします。頑張ってますね〜。
デッサンの大事なところは、モチーフが自画像でも丸太でも、ごろっとした立体感や構造、大きな明暗、あと、そこにある/いる「感じ」を表現することです。
それにはまず自分がモチーフから色々気づいたり感じとらないと描けません。
例えば自画像では見えない後頭部も意識して頭の形ってこんななんだ〜と感心したり、丸太を見て樹皮がガサガサしてるな〜重そうだな〜と感じ取ったり。
感動屋さんになりましょう!

自画像デッサン2/丸太のデッサン2

自画像と丸太のデッサン、2週目です。
顔は目・鼻・口が大事かと思いがちですが、それ以上に頭部・首・肩といった大きなかたまりや面を意識するのが大事です。デッサンが似顔絵や漫画と違うところです。
丸太も同様に、木の割れ目や樹皮の凹凸に気が奪われますが、置かれた円筒として捉えることが大事。
つまり出だしは細部でなく大きく全体を見ることです。焦らず、鉛筆を寝かせて柔らかく捉え、揺らぎを持たせながら形の「アタリ」(見当)を取っていきます。
みなさん順調な進み具合です!

自画像デッサン1/丸太のデッサン1

4月になり新年度1回目の課題です。卒業、入学、進級と忙しい時期ですが、教室はいつも通り静かに自分の絵に向き合います。
午前クラスは「自画像デッサン」。自分の顔の構造をよく観察し、色々とポーズや見る角度を変えてエスキースを何枚も描きます。どうしても顔は漫画等で先入観がありますが、それは一旦忘れて、凹凸のあるモノのように描くのを心がけるのが大事!

午後クラスは「丸太のデッサン」。丸太は大まかに見ると円筒形。そういう見なしが大事です。とはいえ、円筒形が床に置いてある形を正確に描くのが意外と難しく、斜めを向いているはずの切り口がこっちを向いてしまったりします。今週はグッと我慢して、柔らかくアタリを入れ、形と構図を正確に納得いくまで詰めていきました。
自画像デッサン1週目 丸太のデッサン1週目

アクリル構成自画像・完成!/アクリル画「かぼちゃのある静物」3

午前クラスの構成自画像が完成しました!
皆本当にそれぞれの違う個性が出ていて面白いですね〜。違うということはそれだけで素晴らしいことです👏。題材や色調、空間の捉え、構成、筆のタッチ等が絡み合ってできてくる「個性」は、初めから目に見えて有るものではありません。自分なりの「好き」をつきつめて描き切っていくことで、滲み出てくる/自覚するもののような気がします。また次回にも生かしていきましょう!

午後クラスの静物画は、キャンバス上に鉛筆でアタリをとり→単色で下書き・軽く陰影→ペインティングナイフで大まかに明暗をわける、という流れで進めています。
初めてのことばかりで、おっかなびっくりな感じですが、おそれず楽しんでいきましょう〜。

制作風景(2023年7月30日午後クラス、かぼちゃのある静物アクリル画)

アクリル構成自画像7/アクリル画「かぼちゃのある静物」2

当教室は割と1作品にじっくり時間をかけて描かせる方針です。たとえ時間がかかっても、一回、自分が描ける限界まで描ききれば、短時間でも同じレベルまで描けるはず!という考えからそうしています。とはいえ、どこかで区切らないといけませんので😁、午前クラスの自画像は来週でいよいよ終わり〜!
どうでしょう〜?授業の最後にはいつもこのように並べて作品を客観的に眺めて、自分で反省や来週の計画を立てる時間を設けています。だいぶ完成は見えてきたと思いますが、満足いくまで描き切れるといいですね。

午後クラスの静物は早く絵の具でキャンバスに描きたいところですが、完成予想図であるエスキースが上手くいかないまま、本番のキャンバスに入っても更に難しくなるだけですので、ここは焦らずしっかり鉛筆でエスキース。。ブロックのパース、それぞれの位置関係、構図、形、よ〜く観察してモチーフへの理解を深めます(観察は大事です!)。来週は全員絵の具に入りましょう!

静物アクリル画

アクリル構成自画像6/アクリル画「かぼちゃのある静物」1

自画像は今週含めてあと3回でそろそろ後半。
一旦全部出し切るつもりで描かないと、自分の絵の良さもアラも出ませんので、画面全部を描きこむのみ!…とみんな頑張っていますが、デッサンより少々手こずっている感がありますね。。でもこれは当然のことで、絵の具を使うと、デッサンで大事な「形」や「明暗」に加え、「色」や厚み、タッチ、塗り重ね…と考えることが増えてマルチタスクになってきます。完成のイメージを心にしっかり持って、絵の具に振り回されず、描き切りましょう!

午後クラスは新課題、静物のアクリル画に入りました。モチーフはブロック、かぼちゃ、ストライプの布、スチロール球、グラスです。「どうしてこの組み合わせ??テーマは??」と考えてしまいそうですが、形や素材で見ると、直方体(ブロック)、球体(スチロール)、円筒(グラス)、自然物(かぼちゃ)とつなぎの柔らかい素材(布)、の組み合わせです。それらがどのように組み合わされて置かれているかをよく観察・表現することで、空間把握力や物の見方がぐっと成長します。今週はエスキースと下地作りをしました。がんばりましょ〜う。

アクリル構成自画像5/風船石膏(着色)完成!

7月ですね。午前クラスの構成自画像は、どんどん「描く」のみ。「塗る」ではなく「描く」意識が大切です。あと絵が固くならないように、今はまだあまり完成形を決めてかからず、形や色に揺らぎを与えながらベストを探っていきます。ちなみに写真手前2人は初アクリル画なので名画の模写。模写は巨匠の絵をたくさん見る事自体も有意義ですし、絵の具扱いなど一度に多くを習得できます。

午後クラスは石膏着色が完成しました〜。パチパチ👏。それぞれの形から触発されつつ生み出した絵柄がみんな個性的で面白く、色も綺麗ですね。玄関に飾るのにぴったりな綺麗なオブジェができました。おつかれさま〜。
来週から新しい課題です!
石膏着色完成(左から小4、小4、小6、小5)石膏着色完成(左から小5、小4、小5、小4)

アクリル構成自画像4/風船石膏・着色1

午前クラスはそろそろ中盤ですので、途中経過をお見せします。みんな全然違いますね〜。自画像を何かと構成するという課題でしたが、みんなの個性がぐっと引き出されて良い課題だったようです。ここまで表現が違うと教えることもその生徒に応じて当然変わってきて、指導というより一緒に方向性を模索していく感覚です。参考になりそうな作家も都度個別に紹介しています。さてどんどん描いていきましょう!

午後クラスは、先週まで頑張ってデッサンした石膏にアクリルで着彩しています。草間彌生ニキ・ド・サンファル等を紹介しつつ、自分の立体の形にどういう色や模様を描いたら面白くなるか、まずは図柄のアイデアを何案かエスキース帳に描いてみて、いざ本番へ。来週に仕上がる予定です。丁寧に塗っていきましょう!

アクリル構成自画像3/風船石膏と紙テープのデッサン4

午前クラスの構成自画像は、だんだん図像が見えてきました。でもこのくらいの段階では、意外と最終的なイメージに急いで辿り着こうとせず「遊び」や「迂回」、あるいは計算できる人は「下ごしらえ」が必要だったりします。あと顔一つとっても表現は実に多様ですので、教室では特に色々な作家を紹介しています。今週紹介したのはミリアム・カーン。ぼやっとした表現で少し怖い感じもありますが、これだけ激しい色使いでも顔とわかる。「絵」の世界の幅広さをみんな自然と理解しています。

午後クラスのデッサンは今週で完成!おつかれさまでした〜。みんなすごいグッと密度を上げて良いデッサンになりました。感想を聞くとみんな「紙テープが難しかった」とのこと。石膏のゴロッとした立体感と、ひらひらと巻きつく紙テープの薄さと軽やかさ。満足いくまで表現できたかな?来週からはみんなのリクエストに応えて、この石膏に着色を施してオブジェ制作をします!カラフルにするもよし、顔を描くもよし、お楽しみに〜。

[参考作品]ミリアム・カーン