石膏の抽象彫刻(完)ほか

梅雨ですね。湿度が高いと絵の具の乾きが遅くなったり嫌になっちゃいます。
さて石膏の抽象彫刻は全クラス終了しました。またさらに見たことのない個性的な作品ができましたね〜。同じ課題なのにこんなにも違う結果が生まれるところが面白いです。

ほかのクラスは、模写を開始したり、グラデーションの絵の色彩計画を立てていたりとバラエティーに富んでいます?。また来週お伝えします!

石膏の抽象彫刻(4)/グラデーションの絵(2)

石膏の抽象彫刻の完成作です。
高学年&中学生らしく塗りも丁寧で、かつ個性がありますね。
こういった飾りやすい小さな彫刻を「オブジェ」とも呼びます。ぜひ玄関にでも飾ってあげてください。
ちなみに、右下の作品のタイトルは「しかく」だそうです。ふんわり柔らかい形だけれど模様が四角いから「しかく」。なにかほっこり癒されますね。みんなもタイトルもつけるとぐっと作品への愛着が湧いたり、また深みが出て良いと思いますよ!
グラデーションの水彩課題は練習を終えて、エスキース帳で構想を練っているところです。がんばりましょう。

石膏の抽象彫刻(3)/グラデーションの絵(1)

午前クラスは石膏の抽象彫刻、午後クラスはグラデーションの絵の課題です。
午前の石膏は、先週すでに形を作り終え、今週は着色です。形を作る段階では低学年の子達が自由に思い切った形を作っていましたが、色の段階になると高学年&中学生の引き出しの多さが活かされています。偶然に出来た形態から動物をイメージしてみたり、幾何学的な模様の図柄を考えたりと、全く違うアプローチで着色していました。完成が楽しみです。
午後クラスは、水彩絵の具で「グラデーション」という技法を用いた絵画です。今日は本番の絵の制作に入る前に、段階を踏んでグラデーションの練習をしました。みんな鉛筆では一度グラデーション制作を経験済みなのですが、絵の具となると当然ですが消しゴムで修正する事が出来ないので、難易度がグッと上がります。でも何度かやっていくうちに慣れきて、この課題が終わる頃には、みんな絵の具使い/筆使いが上手になっていきます(^^;;。少し先は長いけど頑張りましょう!

アクリル自画像完成(2)/石膏の抽象彫刻

自画像と、石膏の抽象彫刻の完成作品です。
自画像はそれぞれ描き口に個性が出てきていて面白いですね。
抽象彫刻は、ほぼ偶然にうまれた形から、どう触発を受けつつイメージを広げ、ペイントしてユニークな作品に仕上げていくかが勝負です。「何か足りないんだよなあ〜」と悩む時間が良いですね。
今回の自画像のような「見て」「描く」作業と、石膏のような抽象的・創造的作業とでは、実はだいぶ使う頭が違うようで、人によって得手不得手が大きく分かれます。
ですがこの二つは、外の世界から吸収する/中から生み出す、という芸術(に限らず全てでしょうが)の二本の大事な柱です。
苦手だな〜、と思っても両方育てていきましょう。
(参考作品はニキ・ド・サンファル)

石彫完成/木彫時計完成!

抽象石彫、木彫レリーフ時計ともに完成しました!どうぞ拡大してご覧ください。
石彫は抽象彫刻ですので、「何か」を彫ったわけではありません。人の指のようだったり、布のようだったり、生き物っぽかったりといろいろ想起させますが、あくまで抽象的な「かたち」です。思った以上に根気がいる作業でしたが、みんなよく頑張りました。
木彫レリーフは工作と、絵の両方の感覚を使う作品でした。みんな完成度が高いですね。それぞれ個性的で素敵な時計が出来ました。お部屋に飾ってずっと使ってあげてください。
さて、来週からは早くも年末恒例のカレンダーです!頑張りましょう。
抽象石彫(中1)抽象石彫(左/小5、右/中1)抽象石彫(小6)木彫レリーフ時計完成(小4〜5)木彫レリーフ時計完成(小3〜4)

石彫7/木彫時計7

木彫レリーフは彫る作業を終え、サンドペーパーで表面をきれいにした後、着色に入りました。
ここまでは「彫刻」の作業でしたが、ここからは「絵」の感覚にスイッチして作業をしていきます。支持体は木ですが、水彩絵の具で、いつもより水の少ない濃い絵の具で塗ってもらっています。混色、グラデーション、色の対比、覚えたことも思い出しながら綺麗な時計に仕上げていきましょう!
石彫はいよいよ耐水ペーパーでの磨きに入りました。ツヤっ輝いてくる様子に「おお〜」とちょっとした感動の声が漏れてきています。やりがいのある作業ですね。
木彫時計制作風景(土曜午前クラス)木彫時計制作風景(土曜午後クラス)

石彫6/木彫時計6

途中経過です。良いですね〜。
木彫レリーフは彫刻刀での彫りを、石彫は棒ヤスリでの削りがほぼ終了です。今回初めて手にした彫刻刀や棒ヤスリの扱いも手馴れてきました。
来週からは木彫のクラスは紙やすりをかけ着色に、石彫は耐水ペーパーと研磨剤による磨き作業に入り、仕上げへと向かいます。頑張りましょう〜!
木彫レリーフ途中経過(土曜午後クラス)石彫途中経過(日曜午前クラス)

石彫5/木彫時計5

木彫時計と石彫5週目です。木彫は丸刀で形の輪郭線の周囲を彫り下げた後の凹凸を、平刀でならす作業を行っています。
平刀は特に木目に逆らうと、彫りにくく表面も毛羽立って美しくありません。ですので、木目の向きに対してどう彫ったら良いか、彫りにくい時は向きを変えてみたり木と相談しながら彫るよう、言っています。こればかりは経験を通して体で学ぶしかありません。次週あたりで彫刻刀の作業は終了する予定です。頑張ってね。
そして、石彫の方は制作風景を撮り忘れてしまいましたので、途中経過です。同じ四角い石から出発しましたが、随分とバリエーション豊かになりましたね。あとは徐々に薄くしていったり、角に丸みをもたせたり、細部に手を入れて形ができたら、紙やすりで磨きに入ります。完成が楽しみですね〜。
木彫時計5(土曜午後クラス)木彫時計5(日曜午後クラス)石彫途中経過(日曜午前クラス)