名画の模写もそろそろ終盤です。だいぶ見えてきました。
模写は色を混色して合わせること、明度を合わせること、印刷物が見本で難しいですが絵の具の厚みを想像してまねること、絵の具の最終的な表情から画家がどう塗り重ねたか逆算して計画的に進めること、と沢山学ぶことがあります。何より「綺麗だな」でも「色が独特だな」でも、何かしら感じ取りながら描くとそれが絵に現れてきます。感じることが大事ですね。🎨✨
「アクリル」タグアーカイブ
名画の模写4/名画の模写6
名画の模写3/名画の模写5
名画の模写2/名画の模写4
全クラス「名画の模写」に取り組んでいます。課題は同じでも、レベルや成長の度合いに応じて学べる内容や深さが違ってきて、常に模写からは学べることは多いです。
ちなみに三菱一号館美術館のルノワールxセザンヌ展、東京都美術館のミロ展、西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか」展、汐留パナソニック美術館のルドン展、等々たくさん絵画展をやっています。子どものうちから本物の油絵の名画に触れることは、感性や知識を養う上で描くことより大事です。ぜひ!
名画の模写1/名画の模写3
自画像デッサン5/名画の模写1
構成アクリル画(静物とコピー紙)完成/静物アクリル画完成!
今年最後の課題が完成しました〜。
同じモチーフを使いつつ、午前クラスは「静物とコピー紙」をお題に自由に組み合わせて描いてもらいました。お題は一応ありますがあくまできっかけ程度に捉えて、いかに自分なりに解釈して、発想を広げ、自分の表現に昇華させるか?が大切です。紙の特性をそれぞれの角度で取り込んで、色々面白い絵が出ましたね〜。見えないところで発想を支えるデッサン力も大事です。みんなそれぞれ違った「良い絵」です。
午後クラスは素直に静物を描き上げました。ほぼアクリルでの静物はみんな初でしたが、これだけ粘り強く描けてすごいですね。絵の具づかいや物の観察眼も養われました。今後の成長が楽しみです。
さて、冬休みです。どうしても絵は「描く」が大事かと思われがちですが、「良い絵」を描くには、実は「描く」よりも良い絵を「見る」ことが重要です。ぜひ美術館へ!良いお年を!
構成アクリル画(静物とコピー紙)7/静物アクリル画7
構成アクリル画(静物とコピー紙)6/静物アクリル画6
今週を含めてあと残り3週です。今年もあとわずか。早いですね〜。時間が足りない💦と焦る生徒さんも。
もう全体は見えてきましたから、あとはとにかく描き切りましょう。この段階を「描き込み」と言います。ぐっと物に迫って、ひとまず絵の隅々まで説明し尽くすつもりで描きましょう。あいまいになんとな〜くで満足してはだめですよ〜。
物のディテール、形、重さや手触り、位置関係を正確にしていくと同時に、色のバランスがきれいか、目を細めて明暗が自然に見えるか、そして何よりはじめに感じた自分のイメージを伝えきれてるか?絵を描くって実はすごくマルチタスクなんですよ。
だいぶ進みました!風邪をひかないよう、年末までがんばりましょ〜う。
(おまけは高橋由一の「豆腐」。江戸時代の日本初の西洋画家です。豆腐、焼き豆腐、油揚げの豆腐三兄弟。おもしろいですよね〜。)