パイナップルの着彩が完成しました〜🍍‼️おつかれさま〜。
自然物は形の狂いが多少あっても気にならない描きやすいモチーフ、かと思いきや、結構パイナップルは手強かったですね。
というのも、パイナップルの実は細かな菱形のパーツがいっぱい集まりつつ、全体では1つのラグビーボール状の立体になっています。凸凹ひとつひとつにとらわれてしまうと、全体の丸みが出てきません。葉っぱも一枚一枚表情がありますが、全体の大きな形がありますよね。
つまり、「部分と全体」がパイナップルのテーマだとあとで気づきました。
いろいろ勉強になりましたね〜。拡大してご覧下さい!
「完成」タグアーカイブ
グレートーンから始める静物デッサン完成!/パイナップルの着彩1
グレートーンから始める静物デッサン5/手と紙コップのデッサン完成!
構成アクリル画(静物とコピー紙)完成/静物アクリル画完成!
今年最後の課題が完成しました〜。
同じモチーフを使いつつ、午前クラスは「静物とコピー紙」をお題に自由に組み合わせて描いてもらいました。お題は一応ありますがあくまできっかけ程度に捉えて、いかに自分なりに解釈して、発想を広げ、自分の表現に昇華させるか?が大切です。紙の特性をそれぞれの角度で取り込んで、色々面白い絵が出ましたね〜。見えないところで発想を支えるデッサン力も大事です。みんなそれぞれ違った「良い絵」です。
午後クラスは素直に静物を描き上げました。ほぼアクリルでの静物はみんな初でしたが、これだけ粘り強く描けてすごいですね。絵の具づかいや物の観察眼も養われました。今後の成長が楽しみです。
さて、冬休みです。どうしても絵は「描く」が大事かと思われがちですが、「良い絵」を描くには、実は「描く」よりも良い絵を「見る」ことが重要です。ぜひ美術館へ!良いお年を!
コラージュ(混合技法)完成!/人物クロッキー
午前クラスのコラージュが完成しました〜。
コラージュは構成力を鍛えられます。切り取った様々な要素を、どういう配置、動き、バランスで配置するか。音楽的なリズム感も求められます。レッスン中に口を酸っぱく伝えたのは、離れた時の明暗の大きな構成。絵はまず遠くから見ると明るい暗いの情報が目に入り、次に近づくにつれ色や細かなディテールが目に入ります。なのでポスターなどは遠くからもわかるインパクトのある明暗構成をしているはずです。離れても良く、近づくとまた面白い、というのが2度美味しい良い絵、となります。どの作品も力作ぞろい。たくさん要素が詰まっていますので、ぜひ拡大して見て下さい〜。
午後クラスは今週1回で、人物クロッキーを行いました。クロッキーは早く描く練習です。デッサンがマラソンならクロッキーは短距離走。10分、8分、5分とだんだんポーズ時間を短くして、モデルさんを交代しつつ描きました。細部にとらわれず、勢いのいい線を描くために今回はコンテを使用。クロッキーは日々の基礎練みたいなものなので、鉛筆や筆ペンでも良いですので、ぜひお家で気楽にやってみて下さい。(先生たちも腕が鈍ってました・笑)
コラージュ(混合技法)3/模刻(薪)完成!
午前クラスのコラージュは、パーツを切っては当ててバランスや流れ、重なりを考えつつ貼ってみたり、何か物足りなかったら違う素材を探してみたり、絵の具で上から加筆したり、スパッタリング(絵の具のハネを利用した手法)したり…と対話しながら進めています。あと1回ですが、だんだん全体感が見えてきましたね。
午後クラスの薪の模刻は、今週で完成!
「そっくり」とか「超絶技巧」が世間的には絵や彫刻の価値観としてわかりやすくて褒められますが、美術はそれだけではありません。ですが!今回の課題は本物と見間違えるほど寄せていくのが目標でした。そうすることで、自然の造形から複雑な形や色を学ぶことが狙いです。ぱっと見粘土で作ったとはわからないですよね〜すごい!
模刻(紙袋)完成!/模刻(薪)4
午前クラスの紙袋の模刻が完成しました!
今回の課題は教室でこれまでやってきた模刻の中で再難題だったかもしれません。粘土で表現する。たかが紙袋なのですが、その薄さや軽さ、クシャッあるいはパリッとした形を粘土で表現するとなると、難しい。
粘土はちぎれますし、硬さのコントロールを適切にできないとボコボコしてフラットな紙らしい面も作れません。
特にキチッと角を出すのに苦労していましたね。
お疲れ様〜みんなよく頑張りました。パチパチ👏
午後クラスの薪の模刻も、粘土造形は今回で終了。次回から着色に入ります。一旦完成とも言えます。
小さな薪ですが、木目の流れや、樹皮のゴツゴツ感など自然の造形を学べました。1つとして同じ所のない、でもある一定のリズムがありますよね。またスパッと切られた断面も大事。
しっかり作り込めた人は着色もさらっと塗るだけでリアルになるはずです。次回からもよく観察して塗りましょう〜。
想定アクリル・靴のある風景・完成!/グラデーションの街2
午前クラスの「靴のある風景」が完成しました〜‼️
同じ言葉をテーマに、これだけヴァリエーションに富んだ絵がそろったことにびっくりです。中学生でこんな絵が描けるなんて…(正直なところ、先生たちも中学時代にこんな表現はできていません…)みんなの成長を実感しました。
「靴のある風景」と聞いたら、どこかに靴が置いてある様子を描く、のが一般的だとは思います。ですが、その言葉を出発点に自由に想像力を働かせ、面白い/美しいと思う「自分の視点」に引き寄せ、絵画的狙いを持って、また偶然生まれた絵の具の表情や色を拾い上げ、自分の理想とする絵に近づけるか?が大切です。
みんなもうしっかり美術を理解しています。嬉しいです👏。
午後クラスの、グラデーションの街の絵は、自分の名前(苗字か名前)をカタカナかアルファベット(3〜4文字)で配置して、それを立体的なビルにします。今週は本番の絵柄を考えるエスキースに入りました。絵柄が決まったら、グラデーションの配色を色鉛筆で考えます。文字のレタリング、パース(遠近法)、色(色相、明度)と学ぶことがいっぱい。この課題を終える頃にはだいぶ絵のことがわかると思いますよ〜。
スルメの細密着彩完成!/木彫レリーフ完成!
今週で今年度も最後。全クラス作品が完成しました〜‼️
まずは午前のスルメの細密着彩。最終日は無心になって、ひたすら面相筆の細かいタッチでスルメの表面の表情を追い、「描き込む」のみ。「手数が勝負!」をスローガンに、いっぱい描きました(なんの勝負😅)。これだけスルメを見たことはないでしょうね〜。身近な物もこういう目で見るとどれも面白いですよ。密度ある描写をぜひクリックして拡大してご覧下さい❗️あと、子供達にも言いましたが、美術館で絵を見るときも描くときと同じで、離れたり、近寄ったりして見るのをオススメします。名画は遠くから見ると明暗や構図のバランスが良く、近づいて見ても魅せる描写がされています。
午後クラスの木彫レリーフも綺麗ですね〜。チェーンを釘で打ち込んで、色を塗り終え、ニスを塗りと忙しかったですが、みんなよく仕上げました‼️
ちなみに絵は「平面」で、彫刻は「立体」ですが、レリーフは「半立体」と呼ばれます。絵よりも立体感がありますよね。また着色でうまく陰影を入れることにより、さらに立体的に見えます。是非壁に飾ってずっとお楽しみ下さい。
さて新年度はまた学年も上がり気分一新新しい課題です。がんばりましょーう。
自刻像完成!/木彫レリーフ3
午前クラスの自刻像が完成しましたー!秀作ぞろいですね👏。
彫刻は量(ボリューム)、形(フォルム)、動き(ムーブマン)の3つが最も重要とされます。そういった面や構造などの理論面は色々レッスン中に話しましたが、何より大事なことは「観察」「見ること」です(これは絵でも同じですね)。よく見て/感じ取って/表現する。どうしても美術というと手技と思われがちですが、実は鍛えるべき大事なところは手よりも目なのです。みんなよく見ている事が感じ取れ、その人その人の佇まいが表れています。先ほどの量・形・動きの先にある表現の領域が「佇まい」や「雰囲気」ですので、そこまで達した皆さんすごいです!👍
午後クラスの木彫レリーフは3回目。三角刀で線をなぞったあと、切り出し刀で外側に向かって切れ込みを深く入れ、丸刀で外側を彫り下げる、というところまで頑張りました。順調に進んでいます。まだ彫りの作業は続きますが、割と力がいるらしく、みんな疲れた〜と言ってます。美術、特に彫刻はスポーツ同様、体力が必要なんです。運動しましょう〜☺️